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【フリーマーケット】それぞれの楽しみ方

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2025年05月12日 15時00分
使用モデル名:animagine-xl-3.0
対象年齢:軽度な性的、流血描写あり
スタイル:イラスト

今日は町のフリーマーケットイベントの日。面白そうなものでもないかと、何か目的があるでもなくふらふらしていた私は、彼女たちに出会いました。 ●桃宮弥美 「あっ、おじさんだー。こんにちはー!」 「あれ、桃宮ちゃん。こんにちは。お店出してるんだね」 元気よく手を振って挨拶してくれた桃宮ちゃん。私は彼女のスペースに近寄って、何を売っているのか目を走らせてみました。見たとこ古着系みたいです。 「私のお古だから、おじさんには役に立たないかもー」 「あはは、そうだね。・・・って、え?」 私の目に留まったのは、黒い二つの大きなカップを持った布切れ。そう、ブラジャーです。 「も、桃宮ちゃん。それは・・・?」 「え、ブラだよ?ほら、私って胸のサイズよく変わるじゃん?で、もう着けられなくなったブラを売ってるの」 ちょっと理解が追いつかない。え・・・待って欲しい。女子中学生の使用済みブラをフリマで売ってるの? 「桃宮ちゃん」 「んー?」 私は桃宮ちゃんのほっぺたを両手でぎゅっと挟みました。流石によそ様の娘さんに拳骨を落とすわけにもいかないし。あ、でも流石女子中学生のほっぺた。もちもちぷにぷにで触り心地抜群だ。・・・じゃなくて。 「フリーマーケットで使用済みの下着なんて売っていい訳がないでしょ!百歩譲って女性が買っていくならまだギリセーフかもしれないけど、これじゃ変な目的の男の人だって買いに来るって分からないのかな!」 「んー!んー!」 「今すぐ下着は出品取り下げなさい!じゃないと運営さんに通報するからね!」 そう言って私は桃宮ちゃんを解放してあげました。桃宮ちゃんは両手で頬を抑えながら神妙に頷きます。 「ごめんなさい・・・」 涙目でブラを片付ける桃宮ちゃん。うーん、普段怒らない私に強い口調で言われたのが堪えたみたいだ。でも仕方ない、彼女のためだし。 「あー、でも桃宮ちゃんがお小遣いピンチなのは何となく分かるから。ブラは買わないけど、もしそれが売れてたらの額面くらいは出してあげる」 私は桃宮ちゃんに紙幣を握らせました。桃宮ちゃんは嬉しさと申し訳なさが入り混じった複雑な顔をします。 「えっ、でもおじさんに悪いよ!?何もあげられないのに」 「ああ、じゃあそのお金で私は『桃宮ちゃんを変態から守る効果』を買ったとでも思っておいて」 「・・・おじさんって時々クサい事言うよね」 うっ。 「えへ、でもありがと。お礼に、今着けてるブラが合わなくなったらおじさんにあげるね♪」 「やめなさい、私を社会的に殺す気?」 ●シリア・リーパー フリーマーケット会場でシリアちゃんとすれ違いました。今日は黒マントを着た出で立ちで、この暖かい中では大変目立っています。 「あっ、シリアちゃん。何か買い物?」 「いいえ、売る側よ。もう店じまいしたけどね」 出店してた?でも今、シリアちゃん会場の外れの路地裏から歩いて来たような。 「何売ってたか聞いても良い?」 「草刈り鎌よ。まだ良く切れるけど、諸事情でちょっと手元に置いておきたくないものを売ったわ」 それ聞いた瞬間、シリアちゃんが殺人鬼だという事を思い出して嫌な想像が止まらなくなりました。その売った鎌って、もしかして殺しに使った奴なんじゃ・・・だとしたら事件の凶器を売却してた事に。 「し、シリアちゃん・・・良く切れるって、草の事だよね?」 シリアちゃんはそれには答えず、ニヤリと意味深な笑みを浮かべてマントを翻しました。一瞬のあとには、もうシリアちゃんの姿は人ごみに紛れて見えなくなっていました。 「深く考えない方が良さそうだな・・・」 私はシリアちゃんに関わるのを諦め、フリーマーケットの雑踏の中に戻っていきました。 ●鈴白向日葵 「早渚さん、こんにちは」 「ああ、向日葵ちゃん。こんにちは」 古着を扱っているお店で向日葵ちゃんから挨拶されました。見たところ、古着を買いにきたところみたいです。 「向日葵ちゃんは古着を買ってるんだね」 「ええ。自分で着るものや衣装作りの素材になるもの、後はデザインの参考になりそうなものを」 流石オシャレ番長。向日葵ちゃんの部屋、すごい数の服がありそうだな。 「今日は瑞葵ちゃんは?」 「あの子は来てませんよ。瑞葵の着てる服って大体私が手配してますし、自分で買わないんですよねー。ああ、でももう可愛い服でアピールする必要ないのか、誰かさんとあんな事してるようじゃ」 この間瑞葵ちゃんとお風呂入ったのまだ根に持ってた! 「あのさ、向日葵ちゃん。私はこれでも瑞葵ちゃんの事、結構真剣に好きなつもりだよ。少なくとも、自分の欲望のままに手を出して傷つけて泣かせるような事になったら絶対後悔するって思ってる。だから、その・・・時々えっちな出来事もあるけど、瑞葵ちゃんの事は大切にしたいと思うので、無責任な真似はしない。と、思います、はい」 「まあ、早渚さんは比較的理性強い方ですもんね。そこのところは分かってるつもりですよ、私だって。でも瑞葵が強引に迫ってきたら物理的に逆らえないってのがなぁ・・・」 そこ言われるとつらい。力は瑞葵ちゃんの方が強いという事実は覆せないので、せめて何か言いくるめる材料を用意しておくくらいしかできないもんなぁ。 「とりあえず、瑞葵の扱いに困ったら私を頼ってください。これでも姉なんで。そろそろ失礼しますね、まだまだいっぱい調達しないと」 向日葵ちゃんは私に一礼して、服を探しに行ってしまいました。 ●早渚玄葉 「あれ、玄葉じゃん」 「お兄来てたんだ」 フリーマーケットの一角に玄葉がお店を出していました。並んでいるのは、やはり本。 「意外だな。玄葉は古本を探す側だと思ったけど」 「何でもかんでも買ってたら部屋に入りきらないでしょ。だからもう要らない本の中で、中古書店では大した値段が付かないのを持ってきたのよ」 というと、マイナーな本とかかな。私が手近な一冊を手に取ってタイトルを見ると。 「何これ。『俺だけ入れるエロトラップダンジョン』?」 「ああ、同人のノベルね。詰めが甘い話ではあるけど、着想は面白いのよ」 得意げな顔で、玄葉は物語の説明をしてくれました。 「これは『引きこもりだった俺は不健康な食生活が祟り、自室で心筋梗塞を起こして死亡。だが異世界に転生できる事になり、その際にチートスキル「自分専用エロトラップダンジョン生成」を習得する。この夢のスキルは「どこにでもダンジョンの入り口を作れて、どんなエロいモンスターや罠でもその中に配置できる」というものだが、自分専用なので俺以外の生物、つまり女の子を連れてこれないのだ。サキュバスみたいな女の子型モンスターも作れない。だが俺は諦めない、何とか抜け穴を見つけてこのダンジョンに可愛い子を連れ込み、エロエロな目に遭わせてやるぜ』みたいな話」 ああ、確かに素人の考えそうな話だなぁ。ていうかそれ解決策あるのかな? 「もうそれ主人公が女の子になるしかなくない?」 「同じ指摘してる人結構いたわね。結局続編が出てないから結末分かんないんだけどね」 それは消化不良だなぁ。ていうか玄葉なぜそんな本を買ったんだ。でもこれ問い詰めたらひどい目に遭う気がする。 「とりあえずこれ買うよ。後は頑張ってね」 私はそう言って玄葉の店を後にしたのでした。

コメント (4)

もみ
2025/05/12 20:23
謎ピカ
2025/05/12 19:43
Anera
2025/05/12 19:39
みやび
2025/05/12 15:50

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2024年7月よりAIイラスト生成を始めた初心者です。 全年齢~R15を中心に投稿します。現在はサイト内生成のみでイラスト生成を行っています。 ストーリー性重視派のため、キャプションが偏執的かと思いますがご容赦願います。

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