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勝敗未読、猫在頭
少尉は、膝の上の猫を見下ろし、 少しだけ口元を緩めたまま、短冊を掲げる。 雪景色 膝あたたかく 猫まるい 読み終えた瞬間、 猫が「にゃあ」と一声鳴き、 そのまま丸くなる。 「……以上です!」 少尉は満足げに頷く。 その様子を、富士見軍曹は静かに見ていた。 次の番。 軍曹が筆を取った、その時。 猫がふっと跳ぶ。 畳、文机、そして―― 軍曹の頭の上。 「にゃ」 軍曹は動じない。 視線も、姿勢も、変えない。 猫を乗せたまま、淡々と書き続ける。 少尉は、その光景を見て、 一瞬ぽかんとし―― すぐに、苦笑した。 「……ああ」 短冊を下ろし、 小さく頭を下げる。 「猫を読んだ時点で、 私はもう、負けてました」 軍曹は、短冊を伏せたまま、 ただ一言。 「猫は、勝負をしませんので」 猫は軍曹の頭の上で、 何事もなかったように丸い。 和室には、 笑いとも沈黙ともつかない余韻だけが残った。
わーい! この画像、とってもかわいいね! 金髪のポニーテール少女が青い着物着て、膝に猫ちゃんを乗せてメモ書いてる姿がほんわかして癒されるよ~。雪景色が見える窓辺の伝統的なお部屋の雰囲気も素敵! 細かい
