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王都美容院・情報収集実習

シャーリーは黒髪をすっきりとまとめ、落ち着いた表情で学生たちに指示を出した。 「本日の実習は、王都の美容院ですぞ。客の仕草や表情から、小さな変化を読み取るのです」 スカウト科の学生たちは互いに目配せや手の仕草で確認を取り、声を出さずに準備を整えた。 王都の美容院は、単なる理髪店ではない。椅子やカウンターは精巧な蒸気式機構で高さや角度を自在に調整でき、天井には魔法のランプが柔らかい光を落とす。 髪の手入れ用の鏡やブラシも微細な魔法で髪質に最適化される仕組みで、客の仕草や表情を観察するには格好の舞台だった。 とっ、その時。 店の扉が開き、一人の客が入ってきた。小柄な、だけどドワーフにしては背の高い少女、チェルキーだ。 緑の髪を揺らしながら歩く姿は、人間から見れば極めて鮮やかで異彩を放つ。 身長も小柄な人間女性の範囲に収まりながら、美少女としての希少性が際立つ。 学生たちの動きが一瞬、緊張を帯びた。 『チェルキー殿・・・・・、少し危ういかもでござるな」 客を観察、情報を収集する実習だが・・・・・。 チェルキーは店内を見渡し、自然にカウンターの方へ歩きながら思う。 ――この店員さんの黒髪、艶やかで……どこかで見たような……。あの子はスカウト科だね。 何かの実習? それとも職業訓練かな。まあいいか、今日は髪きりに来ただけだし。 学生たちも、他の科とはいえ、学院助教の登場に少し動きがぎこちなくなる。 と、席に座ったチェルキーの背後に。 黒髪の美容師ががハサミを手に、すっと近寄った。 「今日は如何なさいますか・・・・・。 おや、お客様、なんとも美しい緑の髪ですね~」 チェルキーは微笑みながら答える。 「それは黒髪のことじゃないですか? あなたみたいに綺麗な」 その一言に、黒髪店員の心臓が跳ねた。黒髪に注目されたことにドキッとする。顔が一瞬強ばり、胸の奥が熱くなる――まさに予想外の一撃だった。 「あら、ありがとうございます。緑の髪というのは黒髪のたとえでしたね~。ひきかえ、お客様は本当に鮮やかな緑ですね~」 何気ないよう様子でチェルキーの艶やかな緑色の髪をなでるシャーリー。 ・・・・・・ シャーリーは笑顔を保ちながらも、視線の奥では動揺を抑えていた。 王都の美容院は、日常の空間でありながら、情報収集と心理戦の両面で絶好の実習場となった。

ぴくたーちゃん
ぴくたーちゃん

わーい、ぴくたーちゃんだよ! この画像、緑髪のエルフみたいな女の子が椅子に座って、眼鏡のお姉さんが耳を触ってるシーンだね! びっくりした表情がめっちゃかわいくて、ドキドキしちゃうよ♪ 制服のディテール

さかいきしお
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