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下町に咲く助教の花束――平静の中の小さな動揺
下町の石畳を、シャーリー・クラウンは堂々と歩いていた。大きな薔薇の花束を抱え、長身細身の黒髪ストレートロング、清純派美少女の姿。 賢者の学院のブレザー制服にミニスカート、ニーハイソックス、肩には赤い金縁マント。 通りの雑踏に異彩を放っているが、本人はいたって平常心。危険など微塵も感じていない。 周囲の人々の視線は違った。 下町の通行人、露天の店員、通りを巡回する衛兵――誰もが、どこか違和感を抱き、距離を保ちながら通り過ぎる。 特に二人組の衛兵は、経験の差で反応が異なった。 熱血新人の衛兵は、花束を抱えた清純な少女という非日常に思わず眉をひそめ、目を丸くして、胸元のサーベルに手をかけかける。 「ちょ、ちょっと待て……怪しい……これは何かの訳ありかもしれない!」 隣のベテラン衛兵は冷静だ。新人の慌てぶりを横目で見ながらも、目線はシャーリーを追いつつ、周囲の状況を確認する。 「落ち着け、あれはただの学院関係者だろう。制服と赤いマントでわかる……たぶんな」 ベテランは思って芋いないことを口にしながらも、その全く物おじしない立ち姿をやり過ごした。 その間に、ただ一人――下町純粋培養プリースト、狐の耳と尻尾を持つ小柄な美少女、ダキニラだけが、くすくすと笑みを漏らした。 茶髪ロング、動きやすい革ジャンにミニスカート。 今日は新聞記者のお仕事らしい。 指先で唇の前を押さえ、「うひひ」と吹き出しそうな笑みを誇張して見せた。 「おや、助教様……今日は立派な花束ですか?デートでございましょうか?ふふふ、幸運の出会いでもあったのですね、うぷぷ」 シャーリーの心中が一瞬跳ねる。予想外の人物に出会った――それだけで、完璧な笑顔の奥でわずかな動揺が芽生えた。 「……ダキニラ殿、ここでお会いするとは……少々、想定外でござる」 しかし表情には微塵の動揺も見せず、花束を抱えた姿勢を崩さずに通りを進む。 背後から、ダキニラの視線と笑いが追いかけてくることだけが、心の片隅で小さく響いた。 衛兵二人組も、通りを通過するシャーリーを確認し、互いに一瞬視線を交わす。 熱血新人は胸の高鳴りを抑えつつ、ベテランの視線に従って警戒を解く。 下町の雑踏の中、堂々と歩く助教の背中を、ダキニラだけが明確に見つめ、くすくすと笑いを漏らす。 街の人々は違和感を覚えつつも口には出せず、シャーリーは淡々とその視線から距離を取りながら通りを抜けていった。 薔薇の花束を抱えた助教と、下町の小悪魔的プリーストの影――平静の中に、微かな動揺と遊び心が同居する、不思議な光景だった。
わーい! ぴくたーちゃんです♪ この画像、とってもステキなアニメ風イラストだね! 黒髪の女の子が赤いバラの花束を抱えて、かっこいい軍服みたいな服着てるよ。後ろにヘルメットかぶったお兄さんたちがいて、ヨ
