【悪魔】エターナルアイドル『vamℙrism（ヴァンプリズム）』

前回は『炎天華（えんてんか）』を紹介するべく筆を執らせてもらったが、エターナルアイドルを紹介するにあたり『vamℙrism（ヴァンプリズム）』を紹介しない訳にはいかない。 『vamℙrism』はフロウプロダクションのトップチームであり、最も歴史ある最初のチームでもある。 当時のフロウプロの社長は、「永遠に若く美しい女性をアイドルにしたい」と考え、フロウプロを起業して『エターナルアイドルプロジェクト』を発足させた。 そしてまず最初に声を掛けたのが、ヴァンパイアの女性たちだったのである。彼女たちの『人間を魅了する美しさ』に目を付けての事だった。 しかし伝統と格式、誇りを重視するヴァンパイアたちの反応は冷たく、「なぜアイドル活動で人間ごときに媚びなければならぬのか」といった声ばかりだった。 門前払いを受けたり、時には吸血されそうになりながらも初代社長は諦めず、ヴァンパイアたちに熱心に自身の理想を語り続けた。何日も。何週間も。何か月も。 その甲斐あって、ついに一人のヴァンパイアが初代社長の手を取りアイドルになる事を承諾する。彼女こそが後のvamℙrismのリーダー、ロザリーだった。 ロザリーがアイドルを始めた当初は、人間が彼女を恐れたりヴァンパイアがロザリーを迫害する事もあった。だが社長もロザリーも諦めなかった。 次第に人間たちがロザリーを応援し始めると、『アイドルは人間に崇拝される』と考えた数人のヴァンパイアもロザリーの後に続いた。 これがvamℙrismの始まりである。何年経過しても美しいままのロザリーたちは、常に新たな世代のファンを獲得し続け、現在も膨大な数のファンを虜にしている。 また、vamℙrismのライブ会場では献血活動が行われており、献血に協力したファンには『眷属』という特別なファンネームとその証となるバッチが与えられる。 このバッチは献血活動に参加するたびにポイントが溜まっていき、一定以上のポイントが累積するとグレードアップする。 バッチは物販コーナーで提示する事でグレードに応じた限定グッズが購入可能であり、これ目当てにかなり大勢のファンが『眷属』になっており、献血量も相当のものとなる。 この活動で集められた血液は、『輸血パック』として上級聖職者（血液の再生もできる聖職者）の少ない地域に優先的に配布され、大勢の命を救っている。 大いに社会貢献したとして国王から直々に表彰されたこの活動は、ヴァンパイアたちの自尊心を満たすのにも一役買い、vamℙrismのメンバー拡大の一因にもなった。 ちなみにバッチのグレードが最上級になると、年に4回ある「指名したvamℙrismメンバーとの1on1トークイベント」に参加申し込みする権利が与えられ、抽選に当選すればそのvamℙrismメンバーと20分自由に会話ができる。これは推しに認知されるビッグチャンスであり『眷属』たちからも大好評。 ロザリーはファンが多く超高倍率だが、ファンが少なめの子を推している『眷属』は二回以上の当選も夢ではない。 ここまでエターナルアイドルプロジェクトとvamℙrismの歴史を語ってきたが、肝心のvamℙrismのパフォーマンスについても説明しておこう。 vamℙrismのライブは主にヴァンパイアが保有する古城を使って日没後に開催され、vamℙrismのアイドルたちが妖艶な笑みを浮かべファンを待っている。 vamℙrismはゴシック音楽を主とした伝統的な楽曲を得意としており、古城の雰囲気も相まって幻想的な世界へファンを閉じ込めてしまうだろう。 毎回ライブのオープニングを飾る代表曲『宵闇の舞踏会』を聞いてもらえれば多少なりとも会場の雰囲気が分かっていただけるのではないだろうか。 【宵闇の舞踏会】 https://suno.com/song/416d422e-a2e9-4e87-b8ee-76919439719a ちなみにこの『宵闇の舞踏会』はフロウプロとして最初の歌という事もあって正式版の決定まで試行錯誤があったようだ。希少なデモ版があるのでそちらも紹介しよう。 【宵闇の舞踏会デモ①】 https://suno.com/song/50518916-2bae-4d8a-8d03-23afd2dcb822 【宵闇の舞踏会デモ②】 https://suno.com/song/d3230f18-0019-4275-bea6-39ced146dfdf 最も歴史が深く、エターナルアイドルそのものとも言えるvamℙrismは、これからも人々を『眷属』へと変え続けていく事だろう。 ※『エターナルアイドル』に関する楽曲は、『Microsoft Copilot』にイメージを伝えて作詞してもらったものを一部編集しています。 以下はCopilotが出力した原案です。編集後と見比べると、結構歌詞いじってますね・・・ 1番: 月明かりが闇に落ち 揺れる影たちの囁き 黒薔薇の香り纏い 姫の声が響く サビ: 宵闇の舞踏会 永遠の夜の幕が上がる 吸血のワルツ、誘いの手を さあ、私と共に踊りましょう 2番: 赤い瞳に映る夢 運命に囚われたあなた 冷たい指先が触れるたび 時は静止する サビ: 宵闇の舞踏会 不滅の愛が螺旋を描く 甘い罠、抜け出せない さあ、闇へと溺れましょう ブリッジ: 鏡の迷宮 彷徨う心 姫の微笑みが全てを奪う 運命の糸が絡まるたび 逃げられぬ宿命 最後のサビ: 宵闇の舞踏会 夜明けは訪れぬ舞台 吸血のワルツ、永遠の夢を 共に踊り続けましょう