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【キャンディ】ごちそうさまでした
「はぁ・・・せ~んぱい、ごちそうさまでしたー♡」 朝日差し込む寝室にてシリアはベッドに腰掛け、棒付きキャンディの包み紙を破って舐め始める。その視線の先、卜部は力なくベッドに仰向けになったまま動かなかった。なんとか口だけを開き、言葉を紡ぐ。 「し・・・シリア・・・おまえ、ちょっとは加減ってものをだな・・・」 「え~?もうグロッキーなんですかぁ?」 「大体の奴は耐えられねぇよあんなの・・・絞り尽くす気かよ」 「あはは、どっちかというと“しゃぶり尽くす”って方が正確ですかね」 シリアは妖艶な表情で、棒の先の飴玉を舌でくすぐった。さっぱりとした甘みがシリアの舌に広がる。卜部はそれを見て疲れ果てたような大きなため息をついた。 「今日はもう講義休むわ」 「あ、なら私も休みま~す。二人でスラッシャー映画でも見ながらごろごろしましょー?」 ※この二人に昨夜何があったのかはご想像にお任せします。『賭けアリでゲームして滅茶苦茶シリアに奢る羽目になった』と想像してもよいし、『シリアにナニかをしゃぶり尽くされるような一晩だった』と想像するのも自由です。 ※2、3枚目はオマケ画像です。「ロリポップキャンディ」を持たせたかったんですが、シリアちゃんのキャラクター外見を保ったまま持たせられるモデルが見つかりませんでした。なのでとりあえず可愛くできた2枚を載せておきます。