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薔薇の正体

カラ~ン バーの扉を開けて客が入ってくる。 30代に見える、そこそこの美人だ。 帽子に着けた赤いバラの花が良いアクセントになっている。 少しふっくらとした顔立ちに優し気な笑みを浮かべているが。 だが、堅気には見えない。 身のこなしや仕草から、リリスはその客が、同類、おそらくは盗賊であることをかぎ取った。 「お姉さん、店を間違えてないか?ここはカタギの店だぜ」 ショットグラスにウイスキーを注いでカウンターを滑らすリリス。 そんなわけないのだが、あえてそう聞く。 ・・・・・・ 「おれだよ?」 にやにや笑いながら言う客に 「はあっ!?」 柄にもなく、大口を上げて叫んでしまった。 ・・・・・・ 「おばさん、それ飲んだらとっとと帰ってくれ」 「ふむ、おばさんとはどなたの事かな。ここに客は、ダンディな怪盗神父である拙僧しかおりませんぞ」 変装を解いてしれっとほざく、怪盗(変態)神父に、リリスは理力波(フォース)を撃ち込みそうになった。

さかいきしお

コメント (13)

Kinnoya
2025/03/19 12:18
T.J.
2025/03/19 08:46
早渚 凪
2025/03/18 14:34
五月雨

そんな大きなババァがいるかー!ですわね!

2025/03/18 13:28
白雀(White sparrow)

コレはびっくり

2025/03/18 13:01
Jutaro009
2025/03/18 12:53
うろんうろん -uron uron-
2025/03/18 12:28
ガボドゲ
2025/03/18 11:37

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