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ローカル線で駅弁を
「日本の電車はすごいのね。 こんな田舎のローカル線でも、分単位で時間に正確なんだ!!」 ブロント少尉は、定刻通りにホームに入ってきた列車を見てはしゃいでいる。 「そしてこのお弁当。駅弁ていうのね。 こんなに可愛くておいしいなんてすばらしいわね。 いくらでも食べれちゃう!!」 (まったく、どんだけ食べるつもりよ。 こっちは昼ご飯も食べていないのに) シルビア伍長は、居室で息を整えていた。 (ふう、間に合ったわね。 まったく、あの脳筋魔王の先回りするのは体力が要るわね} ……。 帰ってきたようね 「シルビア伍長、ただいま。おなかすいているでしょ。一緒に食べる?」 (まったく、かなわないわね) 「少尉、どんだけ食べるんですか。でもありがとうございます。いただきますね」