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蒼穹のフロンティア【鋼鉄の守護者を支える手】
第7機動艦隊テンペストの格納庫には、金属音と整備ドローンの駆動音が静かに響いていた。蒼白な照明に照らされるその中央には、地球連邦軍の主力量産型アーマードユニット――ファランクスが堂々と佇んでいる。 その足元で指揮を執るのは、整備主任ジーナ。 青い整備服に身を包み、マイク付きヘッドホンを装着した彼女は、大型レンチを手に整備士たちへ的確な指示を飛ばしていた。 「A班、右脚部アクチュエーターの出力を再調整! B班はBR-52フォトンライフルのエネルギー収束率を確認して!」 凛とした声が格納庫に響くと、整備員たちは一斉に動き出す。モニターには機体各部の数値が映し出され、ファランクスの内部フレームが静かに調整されていく。 ジーナは機体を見上げ、小さく頷いた。 「この子は最前線に立つ量産機よ。だからこそ、完璧な状態で送り出さなきゃね。」 彼女の手によって整えられた鋼鉄の守護者は、やがて戦場へと飛び立つ。 それはパイロットの命を守り、勝利を掴むための礎となる。 静寂の中、整備を終えたファランクスの装甲が淡く輝く。 その背後には、戦う者を陰から支える誇り高き整備士の姿があった。 ――鋼鉄の盾は、彼女の手によって完成する。 ※3枚目は没案のおまけです♪
