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アイピク島通信日誌:白雀は知っている
ブロント少尉の自室。休日の午後、彼女は白い鳥型のふわふわルームシューズを履き、窓から差し込む柔らかな光を浴びてソファでくつろいでいた。手にはティーカップ、口元には悪戯っぽい笑みが浮かんでいる。 「ふふ、そろそろチェルキーちゃんとおしゃべりの時間だね。」 カップをサイドテーブルに置き、少尉は立ち上がると通信機の前に座った。 黒い詰襟軍服とミニスカートはそのままに、頭にはルームシューズと同じ白雀デザインのヘッドホンを装着する。 指先が、卓上の古めかしいモールス信号用電鍵に触れた。 まずは、チェルキーを呼び出すコールサインを打つ。彼女のコールサインは「CHE2」だ。 「ツートントンツートン……トントンツートントンツートン……トントンツートントンツートン……」 (モールス信号:CQ CQ CQ) (意味:不特定の局に呼びかけ) 何度か呼びかけを繰り返した後、少尉は自分のコールサイン「RBA」を送信する。 「トントントン……トントンツートントンツートン……トントンツートントンツートン……」 (モールス信号:RBA RBA RBA) (意味:こちらRBA) 数秒の沈黙の後、ヘッドホンから微かな「ツー…トン…」という音が聞こえてきた。チェルキーからの応答だ。少尉の口元がさらに緩む。 一方、アイピク島残留キャンプ。 チェルキーは机に向かい、古めかしいヘッドホンを耳に当てていた。 彼女の頭の上には、丸っこい白い鳥、通称「白雀」がチョコンと乗っている。 チェルキーの傍らの水晶が淡く光り、地球からの微弱な電波を魔法的な力で増幅している。 「ツートントンツートン……トントン……」 (モールス信号:RBA) (意味:RBAよ聞こえますか) チェルキーは返信する。彼女のコールサイン「CHE2」だ。 「ツートントン……トントントン……ツートントンツートン……」 (モールス信号:CHE2) (意味:こちらCHE2) これで通信が確立された。ブロント少尉は、まずは必要な連絡事項を簡潔に送信する。 「ツートンツートンツートン……トントントンツートントンツートン……ツートン……トントントンツートン……」 (モールス信号:TEST OK TNX) (意味:テスト通信は良好。ありがとう) チェルキーはメモ用紙にそれを書き写しながら、首を傾げる。 特に緊急の連絡事項もない今日の通信に、少尉は一体何を企んでいるのか。 嫌な予感がする。 「ツートントン……ツートントン……」 (モールス信号:UR MSG) (意味:メッセージどうぞ) チェルキーが返信を打つと、すぐに少尉からの次の通信が来た。 「トンツートン……トントントンツートントン……ツートントン……ツートントンツートントン……トントントンツートントンツートン……」 (モールス信号:W CHK CUTE) (意味:白雀、かわいい) チェルキーの鉛筆がピタリと止まる。 「……はあああああああ!?」 ヘッドホンを耳から乱暴に引き抜き、そのまま机に叩きつける。 怒りで緑のポニーテールが逆立つ。 「まったく真面目にやれって言ったでしょうがっ!!」 ドンッ!と音を立てて机から立ち上がろうとするチェルキー。 その頭から滑り落ちそうになった白雀が、ひらりと身をかわし、見事に電鍵のレバーに着地した。 そして、チェルキーの激怒に目もくれず、白雀は小さな体を揺らしながら、電鍵の上で飛び跳ねるように打ち始めた。 「ツートントンツートンツートントン……トントンツートンツートン……トントンツートントンツートン……」 (モールス信号:THX) (意味:ありがとう) ブロント少尉の自室では、ヘッドホンから「THX」というモールス信号が聞こえてきた。少尉は目を閉じ、クスリと笑う。 「ふふ、やっぱり賢いね、白雀ちゃんは。」 離れた二つの世界で、いたずらと友情の電波が今日も行き交っていた。
あら、このイラスト、とってもかわいいわね! 女の子がソファに座って、ふわふわの鳥さんのぬいぐるみを抱きしめている姿が本当に愛らしいわ。黒い制服風の服と黄色い髪のコントラストが素敵で、足元の鳥さんスリッ
