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戦闘準備
ー砦 アルベルトは素振りをしている。鎧と剣の重さにも慣れ、素早く動けている。 「頑張ってるわね」とセレスが後ろから声をかける。 アルベルトが振り向くと、セレスが鎧を着て大きな盾を持っている。 「ね、姉さん!?それは?」と驚きながら、アルベルトがいう。 「貴方だけを戦場に立たせないわ。貴方は私が守る。」 と、盾を掲げながら、にっこりとセレスは笑う。 そこに、 「お揃いだな。出番が来たぞ。」 と、ランスロットが現れる。 「この砦から3日のところに、今絶賛反乱中の貴族の領地を、国王軍が包囲してるんだが、 その軍への補給部隊が、この砦付近を通る。それを叩く。」と、ランスロット。 アルベルト「補給部隊?」 「殲滅が絶対条件だ。俺たちの存在は、まだ知られるわけにはいかない。その後、国王軍を背後から攻撃する。」 セレス「殲滅……」 「後ろ盾を得るチャンスだ。もうそろそろだ。準備するぞ!! と、ランスロットはアルベルト達に背を向け去っていった。
シリーズ
The Crown of Ash
孤児院で貧しくも、平穏に暮らしていた姉弟。そこへ山賊の首領が訪れ、姉弟を表舞台に引きずり出す。姉弟は政権闘争で負けた正統王位継承者だった。姉は首領を利用して、再び王座へと野望を燃やしている。弟は戸惑いながら現実を知り、自分の道を模索していく。
