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君と待つだけの夕暮れ/スマホ壁紙アーカイブ
だけの夕暮れ】 バス停のベンチで、 ふたりはずっと同じ方向を見ていた。 話したいことはいくつもあったのに、 夕焼けがきれいすぎて、 どちらもなかなか口を開かなかった。 道路の向こうでは、 自転車のベルが一度だけ鳴った。 時刻表を見れば、 次のバスまではあと十分。 たったそれだけの時間が、 今日は妙に長く感じられる。 やがて遠くにヘッドライトが見えた。 彼女は鞄を抱え直し、 彼は少しだけ姿勢を正した。 もうすぐこの時間は終わる。 それでもふたりは最後まで、 「また明日」を言わずに夕暮れを見ていた。

