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桃色の街角/スマホ壁紙アーカイブ
【桃色の街角】 その街には、 時間ごとに色を変える不思議な壁があった。 朝は淡い水色、 夕暮れには桃色、 夜になると星を映すような深い紫へ染まる。 彼女は毎日同じ場所で足を止めた。 大きな扉の前に立ち、 まだ開けたことのない向こう側を想像するために。 昔、この街を出ていった誰かが言った。 「帰りたくなる場所は、 見つけるものじゃなくて、 心の中に残るものだ」と。 風が吹くたび、 壁の小さな紙片のような色彩が揺れる。 彼女は微笑み、 今日もまた歩き出す。 いつか帰る場所が、 少しずつ増えていくように。

