ブルマガジン

「先輩！ここは何処ですか？」 「国際学校の寄宿舎、だな」 「国際学校って寄宿舎があるんですか？」 「知らん。ここではあると思ってくれ」 「いい加減ですねぇ。という事は皆さん色んな国の生徒さんなんですか？」 「そういう事だな。ヨーロッパ系、アジア系、アフリカ系がいるな」 「あ、だから金髪の子がいたり、肌が黒い子がいたりするんですね」 「そういう事だな。あまり上手く違いを出せていないが」 「どうして国際学校にきたんです？」 「今日は”国際女性の日”とやららしくてな。国際的な婦人解放の記念日のようだ」 「そうなんですね。でもそれとドロワーズと何の関係があるんです？」 「国際的な学校に来たじゃないか。それにいろんな国の子がいるぞ。下着姿だから開放的だろ？」 「こじつけにも程がないですか？」 「いいんだよ。多様性も満たしてるぞ」 「そういわれればそうですが、下着姿とか逆に怒られません？」 「なら多様性とか言うなって事だ」 「余計怒られますよ」