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雪明かりの街でまた会えたら/スマホ壁紙アーカイブ
【雪明かりの街でまた会えたら】 雪の降る夜、 彼女は黒い傘を差したまま、 人気のない通りで足を止めた。 濡れた路面には街灯が細長く映り、 昔ふたりで歩いた帰り道と同じ色をしている。 あの冬、 言えなかった言葉がひとつだけあった。 季節がいくつ過ぎても、 雪を見るたび思い出してしまう。 もう会えないと思っていた。 けれど遠くの交差点に、 見覚えのある影が立っている気がした。 彼女は傘を少し持ち上げ、 降り続く雪の向こうへ目を凝らす。 もし本当に君なら、 今度は名前を呼ぼうと思った。 その瞬間、 街灯の光の中を白い雪だけが静かに横切った。
