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世界が琥珀に満ちるまで/スマホ壁紙アーカイブ
【世界が琥珀に満ちるまで】 目を覚ますと、 彼女のいる場所には壁も床もなかった。 ただ無数の透明な光の粒が、 静かに浮かびながら呼吸するように揺れていた。 それは遠い昔に消えた太陽の欠片なのか、 誰かが夢の中で集めた記憶なのか、 彼女には分からなかった。 白い服の袖に触れるたび、 小さな球体が淡い光を返す。 まるでこの世界が、 彼女の存在を確かめているようだった。 やがて空は少しずつ橙色に染まり、 すべての光がひとつの場所へ集まり始める。 彼女はそこで初めて気づいた。 この世界は終わりへ向かっているのではなく、 誰かを迎えるために輝いていたのだと。 最後の一粒が光った瞬間、 静かな未来の扉が開いた。
