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崩れた王城の決戦/スマホ壁紙アーカイブ
【崩れた王城の決戦】 王城の最後の塔が崩れ、 石畳を砂塵が駆け抜けた。 少女は巨剣の軌道をくぐり抜け、 折れた旗のそばへ身を滑らせる。 黒騎士の鎧には王家の紋章が残っていた。 かつて城門で彼女に剣を教え、 戦が終われば海を見に行こうと笑った人の印だった。 もう名を呼んでも返事はない。 それでも少女は二本の刃を構え、 兜の奥に残るわずかな迷いを見逃さなかった。 鐘楼から最後の鐘が落ちた瞬間、 巨剣と双剣が交わる。 崩れゆく王城の片隅で、 守る者と救う者の境目だけが静かに砕けた。
