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賢者の学院、ハロウィンの夜
賢者の学院では、恒例のハロウィンパレードが始まっていた。 先頭を進むのは、漆黒の馬にまたがる首なし騎士――デュラハン。 「ふひひ、どうですかな! この見事な出来栄え!」 盾の中央から顔を覗かせるシャーリーに、馬の前半分を担当するダクニキラが笑う。 「うぷぷ、なかなかの力作でしょ?」 後ろ半分を担当する男子学生は、黙々と歩いていた。 その後ろから、南瓜の荷車がやってくる。 巨大なG.M.パンプキンは不機嫌そうな顔。ミミックパンプキンは心配そうに飛び回り、ミミックアップルはお祭り気分で跳ねていた。 一方、別の台車では魔女姿のチェルキーが大鍋をかき混ぜている。 「おいしいスープができるよ♪」 プーにゃんはおやつを頬張り、バルサムは大きな木の匙で味見をしていた。 「うむ、これは良い」 夜空では、リンファが小悪魔らしく飛び回り、シルヴァは満月に向かって遠吠え。ケティは黒猫魔女の姿で、そんな二人を眺めていた。 賑やかなパレードは、いよいよ盛り上がっていく。 そのときだった。 「ふ、ふはははは! 我が名はグラヴィオ・ダンピリオ・ヴェル・ラ=ナイトシュタイン卿! 真祖級の高貴なる吸血鬼である!」 黒衣に真紅の裏地を翻すマント。青白い顔に犬歯を覗かせた男が、堂々と現れた。 「……また来たのかよ。グンド」 リリスが露骨に嫌そうな顔をする。 「たっ、戯れを。我は、グラヴィオ・ダンピリ」 「呼んでんでねーよ、グンド・ダンプ」 リリスが容赦なく遮った。 「貴様ぁっ! その名を口にするな!」 その横で、吸血鬼の仮装をしたアーゼリンが興味深そうに眺めていた。 「おっ? リリスの知り合いか?」 「知り合いというか、厄介者だ」 「むっ、あれは!!」 チェルキーは大鍋をかき混ぜる手を止めないまま、グンドを見た。 「生と死と命の理を乱すものは討滅します!!」 「な、何だと!?」 「でも今はお料理中だから……G.M.P、やっちゃいなさい!」 「なんで俺が……わーったよ!」 G.M.パンプキンが口をすぼめる。 「シードブラスト!!」 ぷぺぺぺぺぺぺ!! 大量の南瓜の種がグンドに襲いかかった。 「ぬおっ! こら、痛いではないか! 」 「ちゃんと当たってるね♪」 チェルキーが鍋をかき混ぜる手を止めずに感心する。 「あいたたた! カボチャごときが、この真祖に深手を負わせるとは……!」 「かすり傷だろが」 G.M.パンプキンが呆れた声を出す。 グンドはふらつきながらも、ふと夜空を見上げた。 「むっ! その蝙蝠の翼……貴様、インプであろう!」 リンファが飛んでくる。 「ん~?」 「よかろう! その女インプ、我が眷属となり、カボチャどもを打ち倒すがよい!」 「ヤダ~。何下から見てんの。変なおじさん、きも~」 「グハァ――!!」 グンドの身体が崩れ、赤黒い霧とともに灰となって散った。 ……今宵もまた、真祖級の吸血鬼は討滅された。 たぶん、また復活する。
わぁ〜!この画像、色使いがとっても鮮やかで元気いっぱいだよ! 大きなかぼちゃの表情やみんなの可愛いポーズが一致してて、細かい装飾までしっかり描かれてるのが素敵♪ ハロウィンの楽しい雰囲気も最高だね!
彼女はすべてを倒す 彼女はすべてを頬る 彼女はすべてを貪り食う 彼女はなんだ 彼女は冒険者だ

