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ギャルと南国バカンス  2 Day

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2025年07月25日 00時01分
対象年齢:軽度な性的、流血描写あり
スタイル:イラスト

夜風が海の香りを運んできた。 ホテルのナイトプールはライトアップされて、まるで南国の楽園みたいだった。 青い水面がゆらめき、音楽と笑い声が漂っている。 その中心にいたのが、墨染 芙露蘭だった。 スケスケの白いガウンを羽織り、下は花柄のビキニ。 濡れた髪をかき上げながら、微笑む彼女は、どこからどう見ても「完成された女性」だった。 何人かの男が声をかけていた。 「一緒に飲まない?」「どこから来たの?」 そんな軽い声が、彼女の周りを泳ぐようにまとわりつく。 芙露蘭は断りもせず、笑顔でやり過ごしていた。 ただの愛想か、それとも本当に楽しんでるのか――わからない。 わからない自分にも腹が立った。 (……なんで、あんな奴らと楽しそうにしてんだよ) 芙露蘭は、俺の知ってる“泣き虫フロ”じゃなかった。 誰の目も引く、早熟で美しい女の子だ。 それが、悔しかった。 俺の中で何かが弾けた。 「もう帰るぞ、フロ」 そう言って、無意識に芙露蘭の手を取っていた。 彼女の細い指はひんやりしていた。 「え……なに、どしたの?」 「もう遅いし。明日もあるんだし、帰る時間だろ」 「……別に、まだ少しはしゃいでもよくない? せっかくのバカンスだし」 「誰かに連れてかれても知らねーからな」 芙露蘭の表情が、ほんの一瞬だけ曇った。 でもすぐに、ふっと笑ってこう言った。 「ふーん、心配してくれたんだ?」 言葉が出なかった。 否定する理由も、肯定する勇気もなかった。 彼女の手は、俺の手を握り返すことも、振り払うこともなく、ただ静かに触れていた。 歩きながら、ずっと俺の胸の奥で何かがうずいていた。 (何やってんだ俺、別に、彼氏でもないのに――) でも、それでも。 あの笑顔を、誰かに向けてほしくなかった。 あの手を、誰かに握られてほしくなかった。 南国の夜風は、生ぬるくて、ほんの少しだけ、甘かった。

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