温泉マガジン・エイリアン編

「先輩！皆さん朝のエイリアンさん達ですか？」 「ああ、富士観光をして温泉に来たみたいだな」 「母星には温泉ないんでしょうか？」 「そこまでは知らんな。入浴の習慣もないかもしれない」 「珍しいんですかね？」 「そうかもな」 「一応皆さん擬態してるはずですけど緩んだり元の姿になってる子もいますね」 「温泉でリラックスして気が緩んだのかもな？」 「大丈夫なんですか？」 「ああ、まぁ大丈夫だろう」 「どうしてです？」 「ここの女将は実は異星人らしい」 「え！？」 「だからツアーも受け入れてるし、入浴時間も地球人と被らないよう気をつけてくれているらしいな」 「そうなんですね。結構異星の方がいたりするんでしょうか？」 「さぁな。見て解る位なら擬態にならないだろ？一応平和的に生活しているらしいが」 「どうしてそんな事知ってるんです？」 「編集長が黒い服の男達と知り合いらしいぞ」 「もしかしたら編集長も・・・」 「どうだろうな。そうだとしても驚かないけどな」