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僕らがゲームの外へ出る前に/スマホ壁紙アーカイブ
【僕らがゲームの外へ出る前に】 夕陽が海へ沈みかけるころ、 港町の灯りがひとつずつ点き始めた。 石畳の広場では、 いつもの仲間がいつもの場所に集まっていた。 明日になれば、 誰かは町を出て、 誰かはここに残る。 そんな話をしながらも、 誰も最後とは言わなかった。 波止場の船も、 赤い屋根も、 四角い太陽も、 ずっと同じ場所にある気がしていた。 けれど帰り道、 ひとりが振り返って言った。 「この景色、 ちゃんと覚えておこう」 僕らは笑った。 あのときはまだ、 次の画面へ進むことを、 大人になることだとは知らなかった。
