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夜明けの少尉とシマエナガ
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午前五時前。 アイピク島の砂浜には、まだ夜の名残が残っていた。 軍用テントは正しく設営され、装備は整然と並び、焚火も消えずに熾火を保っている。 そのテントの入口から、ブロント少尉が姿を現した。 「ふぁ~~~~……っ」 両腕を高く掲げ、朝日に向かって大きく伸びをする。 その姿は、実に爽やかな早朝の一幕だった。 ただし――服装を除けば。 濃紺のパジャマ。 胸元には、真っ白で丸々とした、妙に巨大なシマエナガ。 そして足元には、きっちり紐を結んだ軍用ブーツ。 テントの中には脱いだ軍服が丁寧に畳まれている。 「……うん。今日も完璧ですね」 少尉は満足げに頷いた。 野営環境、装備、焚火、警戒態勢。すべて問題なし。 ブーツを履いたまま寝たのも、緊急時の即応性を考えれば当然の判断である。 では――なぜパジャマなのか。 それだけは、誰にも分からなかった。
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シリーズ
偵察攻撃部隊ブラックピース
偵察攻撃部隊 ブラックピース アジアの某国を拠点に活動する 年若い女性主体で構成された傭兵部隊 彼女たちは 戦場の黒天使 と呼ばれる
