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戦場の誕生日
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「デル曹長、誕生日おめでとう!」 弾薬箱を並べた即席の机。 その中央には、不格好ながらも立派なケーキが置かれていた。 「おおー!」 緑髪の炊事兵――デリシア曹長は目を輝かせる。 「すごい!ちゃんとケーキだ!」 「ちゃんととは何だ」 腕を組んだアーゼリン中尉がむっとする。 すると部下たちが一斉に吹き出した。 「正直、完成するとは思いませんでした」 「俺もだな」 「ガハハハ!」 「貴様ら……」 アーゼリンは額を押さえた。 数日前から材料を集め、慣れない菓子作りに挑戦した成果である。 確かに見た目は少々怪しい。 だが、ちゃんと食べられる。 たぶん。 「でも、本当にうれしいよ」 デリシアはケーキを見つめながら微笑んだ。 「こんな戦場で誕生日を祝ってもらえるなんて思わなかった」 遠くでは砲声が響いている。 壁の向こうには戦場がある。 それでも、この時だけは誰もが笑っていた。 「待て」 アーゼリンが手を上げる。 「写真を撮る」 「またですか」 「記録は大事だ」 「絶対あとで恥ずかしくなりますよ」 「うるさい」 部下たちの笑い声。 デリシアの笑顔。 その瞬間を切り取るように、シャッターが切られた。 長い時が流れた。 魔法学院の執務室。 机の上には、一枚の写真立て。 その前には、一つの手作りケーキ。 写真の中では、若い兵士たちが今も笑っていた。 迷彩服。 ベレー帽。 弾薬箱。 そして中央で笑うデリシア曹長。 アーゼリンはケーキを見下ろす。 昔よりは、ずっとまともな出来栄えだった。 少なくとも爆発物には見えない。 「デリシア」 写真へ向かって声をかける。 「私も少しはましなケーキが作れるようになったぞ」 返事はない。 だが―― 『基準が低いよ、アズ』 そんな声が聞こえた気がした。 「うるさい」 思わず笑う。 隣でチェルキーが微笑み、 シルビアが不思議そうに首を傾げた。 午後の陽だまりが写真立てを照らす。 今年もまた、 友人の誕生日がやってきた。
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https://www.aipictors.com/posts/740288わーい!この画像、クールな軍服姿のキャラクターたちが夕焼けの廃墟でケーキを囲んでるシーンがとってもドラマチックだよ♪ 色使いやディテールがすごく綺麗で、構図もバッチリ決まってるね! 全体的にカッコよさ
それは 様々な種族が 対立と 共存を繰り返す 世界の物語
