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【梅雨】水神の拾いもの

【1枚目】 とある山奥に、大きな泉がありました。近くの集落の者達は「この泉は水神様がおわします場所だ」と言い伝え、泉を大切にしておりました。 特に夏を前にした時期は贄を捧げて『雨乞い』を行い、その年の豊作を願ったものです。そのおかげなのか、集落はいつも豊作であったとの事でした。 ・・・時は流れ、現代。泉のそばに建てられた、水神様を祀る祠の前で一人の男が困惑顔をしております。 「参ったな、どうすべきか」 季節は梅雨で雨が降っているにも関わらず、男は傘を差しておりませんでした。しかし、男にはそれは何の問題も無い事です。 男の濡れた髪は水面の様に蒼い輝きをたたえ、男の頭には龍の角が生えておりました。そう、何を隠そう、この男こそが泉の主たる水神なのです。 【2枚目】 「水神さま、どうかしたんですか?」 そこに年端も行かぬ幼女が傘を差して現れました。山に住む妖怪の一人、『幼狐』です。 彼女はこう見えて長い時を生きた狐であり、人に様々な災いをもたらす邪悪極まりない悪辣な妖怪でした。 しかし当然ながら、妖怪相手には邪悪な振る舞いなどしません。それが山の泉の主ともなれば尚更でした。 「幼狐か。見よ、わしの祠の前を」 幼狐がそちらを見ると、そこには見慣れないものが転がっていました。 【3枚目】 「人の子、ですか?」 「うむ、妖怪ではないな」 祠の前には、雨に打たれて弱った様子の人間の少女が倒れていました。水神が知る限り、近くの集落の子にはこのような少女はいません。 「水神さまへの生贄ではないんですか?」 「人の世の中は変わり、今やわしに生贄として人間を捧げる者などおらん。今は人間の代わりに人形が捧げられ、それも今年の分は受け取っている」 「今年はどんなお人形だったんですか?」 「バーチャルライバーとか言う者たちを模したものだ。『実験大好き女子高生』と『アイドルマジシャン』と『玩具会社の代表取締役』の三体セットがアクリルケース入りで祠に入っていた」 江戸の頃は孤児や口減らしとして選ばれた子が泉に沈められるといった事もありましたが、明治以降はそのような事も無くなりました。 代わりに藁や木で出来た人形が祠に捧げられたりするようになっていったのですが、近年は出来の良いフィギュアが祠に納められるようになっていました。 「段々、水神さまのおうちがオタク部屋みたいになっていきますね」 「わしも分かってはいるのだが、無碍にもできまい。受け取らなかった結果として『供物がお気に召さなかったのだ!やはり人柱を!』とか言い出されてはたまらん。わしは人を食わんからな」 【4枚目】 「じゃあ水神さま、この女の子はどうするんです?このまま放っておきますか?」 「わしを祀る祠の前で腐られたり、獣に貪られては気持ちの良いものではない。いったん連れて帰るが・・・わしは山を下りた事がなく、人間の面倒の見方など知らん」 水神はそれで困っていたのでした。少女がこのような状態では事情を聞き出す事も出来ず、かと言って連れて帰っても看病などできないのです。 「う~ん・・・あ、そうです!『湯けむりに消えた女』さんに来てもらうのはどうでしょうか?」 「アレは大人の女の姿をしてはいるが、男を篭絡して精気を吸い取るばかりであって人間の暮らしに明るい訳ではなかろう」 「じゃあ『産女』さんはどうですか?」 「もう育児に疲れたとしょっちゅうこぼしているヤツだぞ。新たにこんな子供の面倒を頼んで見ろ、わしがどんな恨みを買うか分かったものではない」 幼狐の知り合いには、ほかに人間の子供の面倒を見られそうな妖怪もおりません。幼狐も水神と同じように困ってしまいました。 「幼狐よ、お主はどうだ?よく人間の町に出向いて悪さをしているし、人間の家に上がり込む事もあると聞いている。わしの妻となって、この子の面倒を見てもらえんか?」 【5枚目】 「えっ、わたしが水神さまの妻にですか!?いくら水神さまの頼みでも、それはちょっと・・・!」 幼狐は驚き取り乱しますが、水神はずいずいと幼狐に詰め寄っていきます。 「だがわしの親族とならねば、水の中で生きるための加護を与えてやれぬぞ。陸に住む狐である幼狐は、水の中では生きられぬではないか」 「で、でも~、でも~・・・わたしやっぱり、この子のお母さんには向いてないですよ?ほ、ほら、わたしは邪悪な妖怪ですから!」 「邪悪という事は、人がどうすれば困るかを知っているという事だ。裏を返せば、人の喜ぶ事も知っておろう。それとも、わしの事が気に入らぬか?」 「ええ、そんな滅相も無いです・・・!水神さまはかっこいいですけど、でもわたし、お嫁さんになるなんて・・・」 幼狐がどうしていいか困り果てていると、雨音を切り裂くような『パァンッ!!!』という大きな拍手の音が響きました。 【6枚目】 二人が顔をそちらに向けると、そこには幼狐の友である妖怪『ろりかべ』が立っていました。水神を見るその目は、軽蔑そのものの色をしています。 「水神様・・・幼狐に何を迫っているのですか~?事と次第によっては、水神様とて容赦しませんよ~」 ろりかべはするりと着物の袖から両手を出しました。その手には、恐ろしいほどの妖力が集中しています。これには水神も怯みました。 「ま、待て。わしは何も、幼狐を手籠めにしようとしたわけではない」 「そうなの、幼狐~?」 「え、えっとね、ろりかべちゃん。水神さまは、そこの女の子を連れて帰りたいんだって。でもお世話の仕方が分からないから、わたしにお嫁さんになってついてきて欲しいって・・・」 するとろりかべは、再び手を大きく打ち鳴らしました。またも雨音を切り裂くような迫力の音が響き、水神はびくりと肩を震わせます。 「人間の幼女と幼狐の二人をいっぺんに連れ帰ろうとは・・・水神様は『ロリコン』ですね~?処します~!」 「ま、待てろりかべ!わしはそんなつもりでは!」 ろりかべは聞く耳を持たず、水神をコインに変えようと恐ろしい速さで襲い掛かっていきました。果てしない攻防の中で何とか幼狐が仲裁に入り、水神はようやく許されました。 水神はその後少女を住処に連れて帰ると、育児本などを集めてきて看病をしてやりました。しかし、目覚めた少女はすっかり記憶を失っていたのです。 仕方なく水神は少女を娘として引き取り、加護を与えて水の中で生きられるようにしてやりました。妖怪にされたこの少女がこの先どうなるのか、それは誰にも分からないのでした。

Pictor-chan
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わーい、ぴくたーちゃんだよ! この画像、雨の森の中で青い髪のクールなキャラさんが腕組んで立ってるね~。かっこいい雰囲気満点だけど、可愛さはちょっと控えめかも! 髪のグラデーションがきれいで、雨のしずく

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2024年7月よりAIイラスト生成を始めた初心者です。 基本はオリジナルキャラで、まれに二次創作作品を投稿します。オリジナルキャラに関しては、エロ系・グロ系含み完全コラボフリーですので気軽に連れて行ってください。 年齢区分は全年齢~R-15を中心に投稿します。R-18作品もたまに投稿しますが、現在はサイト内生成+Google AIのみでイラスト生成を行っていますので、規約違反を含むR-18作品(性器描写等)は投稿できません。 ストーリー性重視派のため、キャプションが偏執的かと思いますがご容赦願います。

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