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蒼穹のフロンティア【残響の中で………】
戦いは終わった。 だが、静寂は決して安らぎではない。 それはただ、すべてが壊れた後に訪れる“空白”だった。 崩れかけた壁にもたれながら、アリシアは目を伏せる。 白いスーツには、まだ戦闘の熱がわずかに残っている。 周囲には、かつて人が暮らしていた痕跡―― 崩壊した建物、割れた路面、そして背後に転がる朽ちた三輪トラック。 誰かの日常だった場所。 誰かの時間が流れていた場所。 それらすべてを、戦いは無言のまま奪っていった。 「……これで、よかったのかな」 小さく漏れた言葉は、誰にも届かない。 ただ、風に乗って廃墟の中へと消えていく。 守るための戦い。 けれど、その結果が残すものは――決して軽くはない。 アリシアはそっと腕を抱き、目を閉じる。 遠くで瓦礫が崩れる音が響く中、 彼女だけが、その“残響”を受け止めていた。 ※時代背景にそぐわない3輪トラックかなり無理が有りますね💦
