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天の運・地の運・人の運! 五枚揃えば大勝利!!
「本日はカードゲームを行いますぞ~」 学生たちは互いに顔を見合わせる。 「えっ、何でこんな日にこんな場所で?」 「ふひひ、スカウトに時と場所を選ぶ余裕などありませんぞ~」 下町の石だらけの空き地。シャーリーは躊躇なく正座する。 痛みに顔をしかめつつも堂々と座る姿に、学生たちは思わず息を飲む。 「いたっ…」男子生徒の声。 「うわあ、痛いですな~」 シャーリーが情けなくも軽く悲鳴を上げると、学生たちは思わずクスクスと笑う。 膝の上で微かに膝小僧が動き、白く光る。 脛に石が当たったのを気にするように、膝を軽く浮かせ、ハイソックスの上から撫でる。 その瞬間、学生たちの視線がそろって一瞬止まる。 シャーリーは小さく肩をすくめ、まるで「いてて」と言うかのように顔をしかめるが、手元ではカードをそっと整えているかのよう。 ぽつりと雨粒が落ちてくる。 「おや、天の運に見放されましたかな。早めに切り上げんとですな~」 手元のハンカチで雨粒を拭いながら、ふと上を仰ぐ。 雨に気を取られた学生たちは、自然に視線をそらしてしまう。 背後からバルサムがのっそり覗き込む。 「お前たち、母は子供らしい遊びをすすめるぞ」 「ふひひ、お母様に悪さを見つかるとはついてないですな~」 シャーリーは大げさにやれやれと両手を広げ、肩を竦め、足元の石を軽く蹴るように体を揺らす。 学生たちは自然に目を奪われる。 シャーリーの向かいに正座した男子生徒は顔を真っ赤にして目を逸らす。 女子生徒たちはくすくす笑い、そわそわと足を動かす。 ケティ(猫耳童女姿)は足元で小さく跳ね、学生たちの注意を軽く攪乱する。 バルサムが去ったあと、勝負が始まる。 カードをオープンすると、五枚揃ったジョーカー――全員異なる表情のシャーリーが並ぶ。 帽子を直す者、アカンベーする者、目をそらす者……それぞれ微妙に異なる仕草で、空き地は笑いに包まれる。 密偵は後ろで静かに観察していた。 悪ふざけではある……しかし、ただの享楽主義者のわけではない……この女の立ち位置、タイミング、動きの計算……警戒を強めねば。 石だらけの空き地に、雨粒の音と笑い声が静かに混ざる。
わーい、ぴくたーちゃんです!この画像、黒髪の女の子が雨の中でトランプの扇を持ってにこにこしてる姿がすっごく可愛くて心奪われちゃうよ♪ 小さな女の子も一緒にいて、ほんわかした雰囲気が出てるね! 雨の表現
