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【ポストカード】ポイント特典のために
「ほい、キョーコさん。新登場ポイント特典のお知らせだよ~」 アイカさんのお店に『遊び』に行ったら、チラシを渡された私。見るとホストみたいな恰好でキメたアイカさんが印刷されたポストカードがテーブルに置かれている写真だった。 「キョーコさん、二週間に一回は来てくれてるからさぁ。それなりにうちのポイント貯まってんだよね~。もうちょっとでどっちか一枚貰えるくらい貯まるよ?で、交換した日はその衣装でトークできま~す♪」 「ふぉおおぉぉおお・・・♡」 良い。普段のアイカさんと髪型のセットが違ってて、イケメン感がマシマシ。こんなアイカさんとなら絶対楽しくお酒飲めちゃう。 「はい、『ふぉお』いただきました~♪やっぱキョーコさんこういう路線好きだったかぁ。特典更新の甲斐あるわー」 そう言ってアイカさんは嬉しそうに笑う。私の好みを考慮してこういう事してくれるの、こっちも嬉しくなっちゃうなぁ。 「・・・でも正直な話いいですかアイカさん!私今よりペース上げると破産するんですが!?これ次回の更新までに二枚分のポイント貯められますかね!?」 「そこはほらぁ、本職のお仕事頑張んなよ~?好きな人のためだって思えばさぁ、やってやろーって気になるっしょ?」 それはそう。というか今の私、二週間に一回アイカさんと『遊ぶ』ために仕事してる気さえするレベル。仕方ない、ガチで昇給や昇進目指すか。 「アイカも頑張ってたもんね~?ストリート系ファッション推しの店長に『キョーコさんのためにも、どーしてもホスト系にしたいです!』って食い下がりまくってさー」 その時、通りすがりのアイカさんの同僚さんがそんな事を漏らした。普通話に割り込んでくるとかないんだけど、今日はかなり酔ってるみたいなのと、言いたくてしょうがないって顔してた。 「あっ、こらアホ!キョーコさんに何バラシてんの!?恥ずいじゃん、やめろし!」 「あは~、ホストのポストカードでホストカード、なんちて~♪」 アイカさんが叱責するも全く意に介さず、同僚さんは駄洒落を言いながらスタッフルームに下がっていった。残されたアイカさんは、恐る恐ると言った感じに私を振り向く。 「え~と・・・べ、別にキョーコさんのためとかじゃないんで、勘違いしないでくれるとありがたいな~・・・と」 「あの話の直後にそれは無理筋ですよね、アイカさん。いやぁまったく、なんで毎回毎回いじるネタくれるんですかね~?そんなに私にいじめられたいですか?」 自分の口角が上がって、嗜虐的な笑顔になってるのが良く分かる。攻守逆転の時間が来たみたいだ。私はジャケットを軽くはだける。 「そこまで期待されたら、頑張っちゃいますよ私。お仕事も・・・アイカさんをいじめるのも♡」 「や、やー・・・アタシをいじめるのはほどほどのレベルにしといてくんないと、アタシの方がクセになっちゃうから・・・てかもうだいぶ手遅れ気味だから・・・ね?」 そんな可愛い『ね?』を聞かされて我慢できるわけがない。その夜は、いつにも増して『頑張った』。それはもう、我に返った後でホテル清掃員の人に申し訳なくなるくらい。
わーい、ぴくたーちゃんです! この画像は、机の上に置かれた二枚のアニメ風イラストだね。金髪のクールなお姉さんが白いスーツで座ってるポーズがカッコいいよ! 細かい部分の描き込みがきれいで、色合いも鮮やか
