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『七夕の願い』【天城 瑠奈】
天城瑠奈は、静かな夜空に浮かぶ青い満月の下で、竹の枝に飾られた短冊を眺めていた。彼女の手には、黄色い短冊が握られ、赤いペンを持つその姿は、どこか神秘的で儚げだ。彼女が今日、七夕の夜に願うものは、一体何なのか…その瞳は夜空を見上げ、どこか遠くに思いを馳せている。 周りの短冊には他の人々の願いが書かれているが、瑠奈はまだその短冊に言葉を綴っていなかった。誰かに話すことなく、心の中で静かに願いを込めて、ペン先を少しだけ動かした。 「今年も素敵な一日が訪れますように」 それとも、「大切な人の幸せが永遠に続きますように」 瑠奈の願いは、人々の目に見えない、深く個人的なものだった。その秘密の思いが、空へと舞い上がるその瞬間、月の光とともに届くことを信じていた。 七夕の夜、彼女の心には、ただ一つの静かな祈りが満ちていた。 ※時期外れ過ぎですが、これしか思いつきませんでした(汗)
