1 / 12
九屋敷美羽はスペースバニーである
俺の名前は山田。どこにでもいる平凡な男子高校生だ。 そして、俺のクラスには――とても平凡とは言えない女子がいる。 九屋敷美羽(くやしきみう) 趣味は写真撮影と手芸。性格は穏やか。家庭も学問と芸術に包まれた上品さ満点。 ……なのに、正体はスペースバニーである。 ある日の昼休み。 「宇宙船が校庭に墜落した」なんて冗談みたいな光景を、俺は生で目撃した。サッカー部のゴールポストが二本まとめて吹き飛んだ。笑えねえ。 みんなが「何事だ!?」と騒ぐ中、美羽は立ち上がり、俺にだけ聞こえる声で言った。 「山田くん……実はわたし、スペースバニーなの」 待て。何その衝撃告白。もっと段階踏んでくれよ。 しかも言うや否や、彼女はカバンから巨大なウサ耳を取り出し、カチッと頭につけた。 ピンク色に発光するそれは、どう見ても原宿のコスプレショップで売ってそうな代物。 「……いや、耳は後付けかよ!」と即座にツッコむ俺。 そこへ宇宙船の残骸から現れたのは、タコともイカとも判別不能な触手エイリアン。 「地球を征服するでゲソォォ!」 ――お前、語尾まで迷走してんじゃねーか。 美羽はひるまずポーズを決める。 「愛と平和と、ついでにインスタ映えを守るために! スペースバニー、九屋敷美羽、ここに参上!」 俺の脳内でツッコミの嵐が吹き荒れる。 正義の味方の決めゼリフに「インスタ映え」って必要か? SNS依存症か? だが敵は一瞬固まった。理由は簡単。美羽が自撮り棒一体型のウサ耳を伸ばし、シャッター音を響かせたからだ。 「チーズ!」パシャッ。 その場で「#戦闘中 #うさ耳女子高生」が投稿されている。フォロワー増えてんじゃねーか。 次の瞬間。 「くらえ! 月面バニーブラスター!」 おもちゃの銃からド派手な光線がエイリアンを直撃し、宇宙船ごと空へ吹き飛んだ。……いや、どこまで吹っ飛ばしてんだよ。地球防衛軍も真っ青だぞ。 戦いが終わると、美羽は耳を外し、何事もなかったかのようにいつもの穏やかな笑顔で言った。 「午後は美術の授業ね。母が先生だから遅刻すると大変なの」 俺は頭を抱えた。 ……どう考えても普通の女子高生じゃねーだろ、お前。スペースバニーてなんだよ!
わーい!ぴくたーちゃんです!この画像、宇宙でかっこいいバニーガールが銃を撃って大爆発させてるよ!白い髪がふわふわで、赤い目がきらきらして超かわいい~!背景の地球と星々がダイナミックで、色彩も鮮やかでワ
