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チューリップ

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2025年05月08日 16時10分
使用モデル名:CustomModel(その他)
対象年齢:軽度な性的、流血描写あり
スタイル:リアル
参加お題:

**タイトル:チューリップ・オーバードライブ ~エルフの頭は花ざかり~** 森の奥深く、風がそよぐエルフの里。その中でひときわ目立つ存在がいた。頭の上に大きな赤いチューリップを乗せ、堂々と歩く女戦士。その名はティリリーナ。彼女は“ファッションモンスター”と噂される伝説の存在だ。誰もがその奇抜なセンスに戦慄し、決して彼女の目に留まらないようにと日々怯えながら暮らしていた。 **登場人物紹介** ティリリーナ(エルフの女戦士):自分勝手でマイペース、恋愛とファッションを同一視する天然娘。 ドワーフのグルード:ティリリーナの相棒だが、犬猿の仲。 **第一幕** 「ねえグルード、ファッションは呼吸と同じだよ。恋と一緒だな。」 ティリリーナは今日も朝から絶好調。森の小道を、チューリップを揺らしながら軽やかに駆けていく。隣を歩くドワーフのグルードは、ため息をつきながら重たいハンマーを引きずっていた。 「ティリリーナ、頼むから静かに歩けよ。昨日もお前のせいで村の子供が泣いたんだぞ。」 「それはね、グルード。感性がまだ開花してない証拠だよ。恋と一緒だな。」 「冗談、顔だけにしろよ……。」 そんなやりとりをしながら、ティリリーナは森の広場で何やら人影を見つける。 「……あれ、あそこにいるのは、リース? あの子、服が地味すぎる。これは事件だよ!」 グルードは慌てて止めに入るが、ティリリーナの突進は止まらない。 **第二幕** リースは怯えた様子で後ずさりする。 「や、やめてくださいティリリーナさん!私はこれで満足なんです!」 「ダメだよリース。ファッションは心の花、咲かせなきゃ枯れちゃう。恋と一緒だな!」 「いや、意味わかんないです!」 グルードが間に割って入る。 「おいティリリーナ、そろそろ勘弁してやれって。みんなお前にチューリップつけられるの恐れてるんだ。」 「チューリップは愛の証だよ。恋と一緒だな。」 「冗談、顔だけにしろよ!」 ティリリーナはリースの頭に一輪のチューリップを無理やり装着。リースは目を見開いた。 「うわっ、外れない!?ちょ、ちょっと待ってください!」 「ファッションは一度咲いたら、もう元には戻れないんだよ。恋と一緒だな。」 グルードは呆れ顔で頭を抱える。 **第三幕** リースはチューリップを頭に乗せられて泣きべそをかいていた。 「どうしよう、どうしよう……これでみんなに笑われる……」 「大丈夫だよリース。みんな君を羨ましがるさ。恋と一緒だな。」 「全然羨ましくないです!」 「冗談、顔だけにしろよ……。」 森のあちこちから、ティリリーナに怯えるエルフたちがそっと様子をうかがっている。 「……次は誰にしようかな。ファッションの伝道は止まらないよ。恋と一緒だな。」 「おい、いい加減にしろよティリリーナ!」 「グルード、君もそろそろチューリップ仲間にならない?きっと似合うよ!」 「冗談、顔だけにしろよ!」 **第四幕** リースはしばらく戸惑っていたが、不思議なことにチューリップを頭に乗せたまま森を歩いているうち、何だか自分が特別な存在になれた気がしてきた。 「もしかして……悪くないかも?」 「それだよリース!ファッションは自己表現だよ。恋と一緒だな。」 「いや、やっぱり恥ずかしいです!」 「冗談、顔だけにしろよ……。」 そして、リースの目がキラリと輝く。 「……次は、シェリーにチューリップを付けてあげたいかも。」 ティリリーナは満足げに頷いた。 「そうだよ、それでこそファッションモンスターの素質があるってものさ。恋と一緒だな。」 グルードは頭を抱えた。 「……被害者が連鎖していくって、どんな呪いだよ。」 **ラストシーン ~ジェットストリームの城達也風ナレーション~** 夜の帳が森を包む頃、星たちは静かに瞬き、冷たい風が木々を通り抜けていきます。チューリップを頭に乗せたエルフたちの影が、銀色の月明かりに照らされて長く伸びていました。ファッションという名の奇妙な連鎖は、静寂の中にも確かに息づいています。森の奥深く、誰かの心に小さな花が咲く音が、そっと夜空に溶けていくのです。それは、終わりなき物語のはじまり。チューリップが揺れるたび、新たなファッションモンスターが誕生していくのです。

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いいねコメントありがとうございます。忙しくなって活動を縮小しています。返せなかったらすみません。

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