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精霊マガジン2(今日のお尻)
「先輩!今一つ彼女達が精霊に見えないのは置いといて、どうして今日は精霊さんなんです?」 「一言余計だ。まぁ確かに服が世俗的な感じで精霊に見えないけどな。まぁいい。今日は精霊の日だ」 「え?そんな日があるんですか?」 「多分精霊の日というワードで皆が想起するものとは違うと思うがな」 「どういう事です?」 「柿本人麻呂、和泉式部、小野小町の3名の忌日が今日三月十八日と伝えられているという事で精霊の日なんだそうだ」 「えーと、どういう事です?」 「知らん。この三名が精霊なんじゃないか?」 「柿本人麻呂さんは歌人じゃなかったですか?」 「そうだな。万葉集にも載っているし、歌聖と呼ばれているようだ」 「和泉式部さんは日記の人ですね」 「読んだ事はないけどな。歌人でもあるな。大河ドラマ”光る君へ”にも登場してたみたいだな。彰子に仕えていたらしいから紫式部の同僚という事になるのか?」 「小野小町さんは三大美女の人ですね」 「あの三大美女は日本だけの話っぽいけどな。この人も歌人だな。晩年はかなり惨めだったという伝承もあるが真偽の程は解らん」 「西洋的な精霊は全く関係なさそうですが」 「精霊ってワードだけ借りただけだからな」 「他になかったんですか?」 「声優の三木眞一郎さんが誕生日だから、ポケモン風少女とかも考えたんだがな」 「そっちの方が解り易かったかも」 「かもな」