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溺れる部屋の少女

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2024年10月04日 15時24分
使用モデル名:Midjourney
対象年齢:軽度な性的、流血描写あり
スタイル:イラスト

床に溜まった水は足首を冷たく包み、薄暗い部屋の空気はどこか重苦しい。古びたタイルの壁にはところどころ剥がれ落ちた跡があり、そこから見える錆びた鉄筋が、この場所がどれだけ放置されてきたかを物語っている。壁には大きな「ヲ」の文字が書かれた紙が貼られていて、それが何を意味するのか、少女には分からなかった。 彼女の名前はユウカ。この場所に閉じ込められたのがいつからか、もう時間の感覚はなくなっていた。着ているスクール水着は、冷たい水に浸かっているせいで重く、肌にまとわりついてくる。その感覚が、彼女の心にさらに恐怖と絶望を深めていく。 この部屋は、逃げ場のない場所だった。壁には何本もの古いパイプが這い回り、どれもこれも無機質で冷たく、彼女に不気味な圧迫感を与えていた。天井にある小さな窓からわずかな光が差し込んでいるが、それは救いには程遠く、むしろ現実を否応なく突きつけてくるだけの存在だった。 ユウカは膝を抱えて小さくなり、震える体を守ろうとするように両手をぎゅっと握りしめた。彼女の目には涙が溜まっていて、頬を伝う冷たい滴が水面に落ちるたびに、静かな音を立てて波紋を広げる。だが、その波紋はすぐに消えてしまい、まるでここでの彼女の存在もまた、誰にも気づかれず消え去ってしまうのではないかという思いが頭をよぎる。 「誰か、助けて…」心の中で何度も叫び続けても、その声は虚しくこの部屋の壁に吸い込まれていく。彼女は自分がこの場所に連れてこられた理由も、その目的も知らない。ただ一つ確かなのは、この場所には彼女一人しかいないという孤独な現実だった。 外から聞こえる音はほとんどなく、ただたまに遠くで響く機械の動作音のようなものが、彼女にかすかな恐怖を与える。それが何であるか、そして自分の今の状況に関係があるのかどうか、知る由もない。ただ、その音はまるで彼女を見張っているかのようで、不安と孤独感を増幅させた。 水面に映る自分の姿を見るたびに、ユウカは自分がどんどん小さくなっていくように感じた。水の冷たさは彼女の体の芯まで染み込み、希望の光を完全に奪い取るかのようだった。逃げる手段はなく、この狭い空間でただじっと耐えるしかない。心の中で、わずかな希望が完全に消え去る前に、誰かがこの場所に気づいてくれることを祈り続ける。 時間が経つにつれ、差し込む光はますます弱くなり、部屋は薄暗い影に包まれていった。壁の文字、「ヲ」は何か意味があるのだろうか、それともただの無意味な落書きなのか。その答えを知ることはできないまま、ユウカはひたすらにこの冷たい空間で震え続けた。 彼女の心にあるのはただ一つ、「ここから出たい」という強い願い。しかし、その願いが叶うことはあるのだろうか。暗い空間の中で、彼女はただその答えを待ち続けるしかなかった。冷たい水と孤独だけが彼女の周囲を取り巻き、希望の光は次第に遠ざかっていく。

便所監督

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汚エロい、汚いけど魅力的な世界"に惹かれる人間です。くすんだ壁、錆びついた配管、散らかったゴミの中にある、普通なら見過ごされる美しさを見つけることが好きです。その場所は一見して荒廃し、不潔で、無秩序。でも、その中には何か心に響く魅力が隠れています。