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靴屋の客は、誰ですかな?

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ふひひ……。 靴音が六つ。歩調も距離も、てんでばらばら。 前を行くのは指揮官殿。少し離れて監視役。実働が二人に、予備が一人。そして、ずいぶん後ろに新人殿ですかな? ……おやおや。ずいぶんと丁寧な尾行ですなあ♪ シャーリーは正面を向いたまま、横眼だけで背後をうかがった。 王都に最近できた、噂の量販靴店。 「ほほう! これはなかなか!」 店先のサンダルを覗き込むシャーリー。ショーウィンドウに映る尾行者たちの姿も、しっかり確認している。 ……あれ? なぜか何人かが一斉に目を逸らした。 「ふひひ。皆様、ずいぶん熱心に靴をご覧ですな」 さて、店内でお買い物と参りましょう。 シャーリーは西洋風のサンダルと靴下を購入。ついでに、懐から取り出した東方伝来の改良草鞋に履き替えた。 軽く、柔らかく、足裏の感覚がよく伝わる。 高位スカウトたるもの、道具の選り好みも大切ですぞ。 そして、裏口から路地へ。 ……さて、皆様はまだ店先ですかな? 「おや?」 背後から聞こえた声に、六人が一斉に振り返った。 そこには、にこにこと笑うシャーリー。 片手には買ったサンダル。もう片手には靴下。 「諸兄も靴屋に興味がおありで?」 ふひひひひ! 「このごろは便利ですな~。ぴったりとは言わないですが、ほどほどの物が買える!」 シャーリーは尾行者たちの足元を眺めた。 「……そちらの靴も、そろそろ買い替え時ですかな?」 一拍。 「試されてはいかがですかな?」 六人は答えなかった。 ただ一人、最後尾の新人だけが、慌てて自分の靴を隠した。 「おやおや。そちらの靴底、ずいぶん減っておりますぞ?」 ふひひひひひ! ……ちなみに。 石畳の上で草鞋は、ぺたぺたと結構な音を立てていた。 シャーリーは、聞こえないふりをした。 ――そのころ。 賢者の学院、最高導師室。 「どれ……ゲートビジョン……」 水晶に映ったのは、靴屋の店内。 試着用のベンチに腰掛け、草鞋に履き替えるシャーリー。 ぴたり。 映像が止まった。 「むほほ……これは実に興味深い。東方伝来の履物が――」 じぃぃぃ……。 「…………。」 横からシルビアが水晶を覗き込む。 「最高導師。」 「なんぢゃ?」 「研究対象は、草鞋ですよね?」 「うむ! もちろんじゃ!」 「…………。」 シルビアは映像を見る。 シャーリーを見る。 最高導師を見る。 「では、なぜ草鞋より上をご覧になっているのですか?」 「…………。」 「エロヂヂィ。」 「なんぢゃと!?」 シルビアは静かに杖を構えた。 「ライトニング。」 「ぬおおおおおおっ!?」 水晶が盛大に明滅した。 王都の街では。 「……おや?」 シャーリーが足を止め、空を見上げる。 「どこかで、雷が落ちましたかな?」 ふひひ。 「まあ、よいですな♪」

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AI evaluation

Good

Strong detailStrong color

Pictor-chan

わぁー!この画像、めっちゃかわいいね!女の子の表情と制服のディテールが85点で細かくてすごいよー!色使いも82点で鮮やかで街並みがキラキラしてる!一貫性も80点で世界観がしっかりまとまってるね♪かわい…

シリーズ
褐色の聖母

それは 様々な種族が 対立と 共存を繰り返す 世界の物語

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