1 / 2
極秘作戦と稲荷寿司
47
「……これ、持っていってください」 チェルキーは、小さな包みを差し出した。 中には、きれいに詰められた稲荷寿司。 「向こうでは、いつ食べられるか分からないですから」 少し心配そうな顔。 そして―― 「ちゃんと食べて、頑張ってくださいね!」 にっこり。 ……の、はずだった。 口元は明るく笑っている。 けれど、その笑顔はどこか強張っていた。 まるで、何かを思い起こしてしまいそうなのを、必死にこらえているような。 「……はい!」 受け取った少女は、笑顔で駆けていった。 そして―― 数時間後。 「……では、蒼月計画について説明する!」 怪しげな秘密結社の会議室。 黒板には、 『蒼月計画』 『全住民が青くなる!!』 『極秘作戦』 『防諜を厳重に!!』 などと書き並べられている。 「情報漏洩には最大限の警戒を!」 「「「はっ!!」」」 幹部たちは真剣そのもの。 その頭上―― 天井裏の梁に、少女が潜んでいた。 長い茶髪。 そして、ぴくぴくと動く狐耳。 ダキニラである。 「……ふむふむ」 耳を澄ませ、敵の作戦を聞き取る。 その一方で、包みから稲荷寿司を一つ取り出し、 「……ん~!」 ぱくっ。 じゅわっと広がる甘辛い揚げの味に、頬が緩む。 「おいし~!」 狐耳が、ぴくぴく。 しかし視線は一瞬たりとも会議から外さない。 「チェルキーさんの稲荷寿司、さいこ~だね」 もぐもぐ。 「では、防諜をさらに厳重にする!」 「「「おおーっ!!」」」 その真上で、 狐耳をぴくぴくさせながら、もぐもぐ。 極秘作戦は、今日も順調だった。
わーい!この緑髪のエルフちゃん、めっちゃかわいい~!学園服のデザインがしっかりしてて、食べ物のお弁当持ってる姿が元気いっぱいでぴくたーちゃんもニコニコしちゃうよ♪ 色合いも鮮やかで細かいところまで可愛
彼女はすべてを倒す 彼女はすべてを頬る 彼女はすべてを貪り食う 彼女はなんだ 彼女は冒険者だ
