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劇場 ~台本にない共演者~
今日は、大きな劇場の舞台に立った。 客席を埋め尽くす人の数も、頭上に輝くシャンデリアも、舞台袖から見ていたときとはまるで違って見えた。 幕が上がった瞬間、あれだけ聞こえていた物音が遠くなった。 スポットライトの中に立つと、不思議とやるべきことだけに集中できた。 ……緊張していなかったわけではない。 それでも最後まで演じ切って、一礼すると、劇場いっぱいに拍手が響いた。 無事に終わった。 舞台袖へ戻ると、真っ先に彩葉が駆け寄ってきた。 「玄葉、すっごく綺麗でした!」 随分と興奮していた。 少し緊張していたと話すと、全然そう見えなかったらしい。 それなら、舞台に立った者としては成功だったのだろう。 そこで終わるはずだった。 スタッフからカーテンコールに呼ばれたので、もう一度舞台へ向かおうとした。 すると―― 「あ、彩葉さんも一緒にどうぞ!」 ……なぜ? 本人も驚いていたはずなのに、舞台へ出た途端、彩葉はすっかり楽しそうだった。 観客へ手を振るだけなら、まだいい。 問題はそのあとだ。 突然、私の手を握った。 そのまま繋いだ手を高く掲げた。 すると、それまで以上の歓声が劇場中から返ってきた。 ……意味が分からない。 問い詰めても、 「カーテンコールですから♪」 としか言わない。 それは私も分かっている。 舞台袖へ戻ってから、どうして手を繋いだのか改めて聞いた。 彩葉によれば、一緒に舞台へ出たのだから私たちは共演者らしい。 最後に出てきただけだろう、と言ったのだけれど、 「でも、一番拍手が大きかったですよ♪」 と返されてしまった。 ……否定できないのが悔しい。 そして当然のように、 「次は最初から一緒に出ましょうね♪」 と言われた。 出演するとは言っていない。 今日分かったことが一つある。 舞台の上では、決められた役を演じればいい。 観客がどれだけ多くても、それならなんとかなる。 でも―― 台本にない彩葉の行動に対応する方が、舞台に立つよりずっと難しい。
わーい!この青いドレスのキラキラした金色がとってもきれいで、色使いが最高だね!劇場の豪華な背景との組み合わせもバッチリで、ポーズが元気いっぱいで可愛らしいよ♪ 全体的に美しさと構成がすてき!オリジナル
