1 / 3
海底鉱山 ~一番綺麗なものは、もう見つけました~
海の底に、あれほど大きな鉱山があるとは思わなかった。 岩壁には青や紫、金色の鉱石が輝いていて、その間をレールや足場がどこまでも続いている。 頭上を見れば魚の群れが泳いでいる。 鉱山なのに海の中。 不思議な光景だった。 しばらく歩いていると、鉱夫たちから壊れたトロッコを直せないかと頼まれた。 車輪、車軸、ブレーキ機構。 残っている部分を調べれば、元の構造は把握できる。 「復元、開始」 壊れていたトロッコが元の状態へ戻ると、鉱夫たちはずいぶん喜んでくれた。 ……そこまではよかった。 今度は壁に埋まった大きな鉱石を指して、 「これも復元で取り出せたりしないか?」 と言われた。 …………。 復元は、壊れたものを正しい状態へ戻す力だ。 便利な採掘方法ではない。 「それは採掘しろ」 そう答えた。 もっとも、言った手前、私も少し採掘を手伝うことになった。 ツルハシを振るだけなら簡単だと思っていたけれど、狙った場所へ正確に当てるのは意外と難しい。 何度か繰り返しているうちに、小さな青い鉱石が取れた。 ……なるほど。 自分の手で掘り出すというのも、悪くない。 もう少しだけ試してみようと思っていたところで、彩葉が迎えに来た。 帰ろうと言われたけれど、気になる鉱脈があったので、あと少しだけと答えた。 すると彩葉は、私が掘り出した鉱石を見つけて嬉しそうに眺めていた。 綺麗なものが好きなのだろう。 持って帰るかと聞くと、素直に頷いた。 どれがいいか尋ねたら―― 「一番綺麗なのは、もう見つけました♪」 と言われた。 てっきり鉱石のことだと思った。 ……違った。 私のことだった。 海の底まで来て、鉱石を掘っていただけなのに、どうして最後に私が掘り当てられたことになっているんだ。 結局、恥ずかしくなって採掘はそこで切り上げた。 復元できるものは直せばいい。 鉱石が欲しければ、自分で掘ればいい。 でも―― 彩葉が何を見つけるかだけは、どうやら私には制御できないらしい。
わー!この画像、背景のディテールがめっちゃ細かくてすごいね!色合いもキラキラ光っててカッコいい感じがいっぱい!クールなポーズと世界観がしっかりまとまってるよ♪ オリジナル性はもうちょっと欲しいかもだけど、全体的に元気いっぱいな作品だね!
