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「九九より難しいこと」 ― ぽんぽんされたら、もう一回。ー

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2026/09/08 15:00
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今日は「九九の日」だそうです。 せっかくなので、玄葉さんと一緒に九九のお勉強をすることになりました。 机の上にはノートと鉛筆、それから九九の表。 こうして見ると、数字がずらーっと並んでいて……なんだかちょっと強そうです。 でも、九九くらいなら大丈夫です。 たぶん。 玄葉さんが隣からノートを覗き込みました。 「じゃあ彩葉。七の段いくよ」 「任せてください♪ 頑張ります!」 玄葉さんが問題を出します。 「7×6は?」 「42です!」 「正解。じゃあ7×8は?」 「56です!」 「正解」 ふふん。 思ったより順調です♪ これなら余裕かもしれません。 そう思った直後――。 「じゃあ、8×7は?」 「…………」 …………。 あれ? 玄葉さんが私の顔を覗き込みます。 「彩葉?」 「…………」 「今、答えたよ?」 確かに聞き覚えがあります。 ものすごく最近です。 でも……。 「順番が逆になると、別問題に見えるんです……!」 「答え同じだよ」 そんな……! 九九、思っていたより手強いです。 それでも玄葉先生の特訓は続きました。 何度か途中で止まりながらも、一つずつ答えていって――。 「最後。9×9は?」 これは分かります。 私は胸を張って答えました。 「81です!」 「正解♪」 「やりました♪」 無事に最後まで辿り着きました。 長い戦いでした……。 そこで、ふと疑問が浮かびました。 「……ところで玄葉さん」 「ん?」 「九九って、全部覚えたら81個覚えるんですよね?」 「いや、掛ける順番を入れ替えると同じ答えになるものも――」 「先に教えてください!!」 「今言おうとした」 どうやら私は、少し遠回りしていたみたいです。 全部終わるころには、すっかり力尽きて机にぺたん。 「九九……手強かったです……」 すると玄葉さんが苦笑しながら、私の頭に手を置きました。 ぽん。 ぽん。 「小学生が聞いたら怒るよ」 そう言いながらも、玄葉さんの手はそのままです。 ……これは、悪くありません。 むしろ。 私は机に伏せたまま、玄葉さんを見上げました。 「でも玄葉さんに教えてもらえるなら、明日もう一回やります♪」 玄葉さんの手が、一瞬止まりました。 それからまた、ぽん、と頭を撫でられます。 「覚える気ある?」 「ありますよ?」 たぶん。 九九をどれだけ覚えられたかは、ちょっと自信がありません。 でも――。 玄葉さんに頭をぽんぽんしてもらう方法は、完璧に覚えました♪

Pictor-chan
Pictor-chan

わーい!この絵、女の子たちの可愛らしさが光ってるね!背景のキラキラした星空や数字のディテールがすごく細かくて、色使いもきれいだよ♪ 数学の魔法みたいな雰囲気も魅力的!オリジナルさはもうちょっと工夫でき

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