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ホゥワァァァ!! 生クリーム大作戦

南洋訓練島・藍引島。 自衛陸軍キャンプの厨房に、なぜか尋常ではない緊張感が漂っていた。 「では、始めます!」 ブロント少尉が、ピンクのフリルエプロン姿で宣言する。 左腕には生クリームの入った大きなボウル。 右手には、昔ながらの金属線を束ねたバルーンウィスク。 その先を、まるで指揮刀のように真っ直ぐ前へ突き出す。 向かいに立つのは、190センチ、150キロの巨漢――アートマン軍曹。 米海兵隊の鬼教官を思わせる軍装に、山のように高いクラウンと大きな鍔を持つ教官帽。 その上から、なぜか猛烈に可愛らしいフリルエプロンを着ている。 「サーイエスサー!!」 二人の視線が交錯した。 任務開始である。 「ホゥワァァァァァ!!」 二人は一斉に泡立て器を振り始めた。 ただ生クリームを泡立てているだけなのに、二人の気迫は凄まじい。 十数分が過ぎ、二十分が過ぎる。 「まだです!」 「サーイエスサー!! 継続であります!!」 さらに三十分。 やがて厨房には、二人の掛け声と泡立て器の音だけが響き渡る。 髪は乱れ、エプロンはクリームまみれ。 それでも止めない。 そして――一時間後。 「…………」 「…………」 二人は無言でボウルを覗き込んだ。 そこには、見事な角を立てた真っ白なホイップクリーム。 「……完成です!」 二人は疲労困憊の顔で、しかし誇らしげに完成品を掲げた。 そのときだった。 「あら~、二人ともお疲れ様~」 振り返る二人。 そこには、尖った耳を少し覗かせたチェルキーが、完成した大きなケーキを抱えて立っていた。 「ケーキできてますよ~。食べてね~」 「…………」 「…………サー?」 二人の視線が、ケーキへ移る。 そして厨房の片隅には、チェルキーが使った手回し式の機械泡立て器。 「これ、便利ですよ~」 「…………」 「…………」 一時間の死闘の意味とは。 しかしチェルキーは、二人が苦労して作った生クリームを見て微笑んだ。 「せっかくですから、これも使いましょう~」 こうして生クリームは、グラタンへと投入されることになった。 ほどなくして厨房には、焼き上がった大量のグラタンが並んだ。 湯気の向こうで、二人はそれを見つめる。 「我々の生クリームが、これほどの料理に……!」 ブロント少尉が感動する。 アートマン軍曹は、堂々と敬礼した。 「サーイエスサー!! 見事な戦果であります!!」 かくして、一時間に及ぶ生クリーム泡立て作戦は、無事に完遂された。 なお―― 「ところで、どうして二人とも、あんなに必死に泡立ててたんですか~?」 チェルキーの素朴な疑問に、 「…………」 「…………」 二人は答えられなかった。 そもそも、なぜ戦っていたのか。 それを知る者は、最後まで誰もいなかった。

Pictor-chan
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わーい!この画像、ディテールが80点でめっちゃ細かくてすごいね!クリーム大作戦のオリジナルな設定も78点で楽しいよ♪ 全体的に73点だけど、もっと元気いっぱいな表情でかわいさアップしちゃおう!

シリーズ
偵察攻撃部隊ブラックピース

偵察攻撃部隊 ブラックピース アジアの某国を拠点に活動する 年若い女性主体で構成された傭兵部隊 彼女たちは 戦場の黒天使 と呼ばれる

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