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「光さえ逃げられない場所」 ― でも、好奇心は止められません。―
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## 彩葉の日記「ブラックホール」 今日は、とんでもないものを見つけてしまいました。 島を探検していたはずなのに、気がつけば目の前には、どこまでも続く星空。 そして、その真ん中に――。 「…………え?」 最初は、何を見ているのか分かりませんでした。 真っ黒な大きな穴。 その周りを、眩しいくらいの光がぐるぐると取り囲んでいます。 しかも、その光はまっすぐじゃありません。 上にも下にも大きく曲がっていて、まるで宇宙そのものが歪んでいるみたいでした。 「うわぁ…………」 声が、それ以上出ませんでした。 これが……ブラックホール? 本で見たことはあります。 何でも吸い込んでしまう、とっても強い重力を持っていることも知っています。 でも。 実際に目の前にあるものは、私が想像していたものより何千倍も、何万倍も大きくて――。 そして、怖いくらい綺麗でした。 「光まで引き寄せて、こんなに歪めちゃうんだ……」 私はしばらく、その場から動けませんでした。 怖いです。 あそこへ近づいたら、どうなるんでしょう。 戻ってこられなくなるかもしれません。 そう考えると、足が少しだけ震えました。 なのに。 「…………もうちょっとだけ」 目を逸らすこともできませんでした。 怖いのに、見たい。 分からないから、知りたい。 近づいちゃいけないと思うほど、もっと近くで見てみたい。 宇宙って、不思議です。 怖いとワクワクが、一緒にやってくるんですね。 それから私は、安全そうな岩場を見つけて座りました。 せっかくなので――。 「おやつにしましょう♪」 持ってきていたクッキーと飲み物を広げて、ブラックホールを眺めながら休憩です。 ……こうして見ると、とっても贅沢です。 目の前には、宇宙でもとびきりすごい景色。 手元にはクッキー。 「ふぅ……♪ すごかったぁ……。宇宙って、本当に壮大だね……」 クッキーをひとつ食べながら、またブラックホールを見上げました。 さっきまで怖くて仕方なかったのに、不思議と今は少しだけ楽しいです。 もちろん、近づく勇気はありません。 まだ、ですけど。 「もっといっぱい見たいなぁ。もっといっぱい知りたいなぁ……」 知らない景色。 知らない場所。 知らないこと。 この世界には、私がまだ知らないものが、きっと数え切れないくらいあるんですよね。 そう思ったら――。 なんだか、じっとしていられなくなってきました。 「よしっ!」 残っていたクッキーを食べて、荷物をまとめます。 ブラックホールに背を向ける前に、もう一度だけ振り返りました。 いつか。 もっといろんなことを知って、もっといろんな場所へ行けるようになったら。 今よりほんの少しだけ、あそこへ近づいてみたいです。 ……ほんの少しだけですよ? だって、吸い込まれたら困りますから。 さて! 今日のおやつもおいしかったし―― **このあとは、また島の探検へしゅっぱ~つ♪** ……ブラックホールとは反対方向に、ですけどね。
わぁ~!この宇宙のブラックホール、クールでカッコいい光の輪がめっちゃ素敵だよ!色合いもきれいで星空のディテールがいっぱい!でも可愛らしさはちょっと控えめかも…全体的に73点でいい感じだね!
