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BLUE FANG - The Wolf of the Blue Moon - Extra Chapter "Night Unraveling on the Water's Surface"

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Rin

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AIイラストで、さまざまなオリジナル作品を制作しています。 ここはRinが創り出す、 キャラクター・ロボット・世界観の作品紹介ギャラリー。 ひとつの物語を追い続けるのではなく、 さまざまな作品世界を自由に形にして発信しています。 気になる作品があれば、 いいね・コメント・スタンプ・フォローしていただけると嬉しいです✨

自由都市リムの夜。 ネオンに彩られた街の一角で、水面が蒼く輝いていた。 そこにいたのは――リゼル。 今夜は闘技場も、戦いもなし。 たまには何も考えずに休め。 そう言われたところで、大人しく休める性格ではなかった。 「おおっ……! なんだここ、めちゃくちゃ綺麗じゃん!」 目の前に広がるナイトプールに、狼の耳がぴんっと立つ。 さっきまで「プールなんて水に浸かるだけだろ」と思っていたのに―― 数分後。 「っはは! これ結構楽しいな!」 すっかり夢中になっていた。 蒼い水面を泳ぎ回り、水しぶきを上げ、気になる場所を見つけては片っ端から遊んでいく。 闘技場で《蒼月の狼》と呼ばれる戦士の面影は、今だけどこにもない。 やがて、プールに浮かんでいた花柄の浮き輪を見つける。 「ん? なんだこれ……」 試しに身体を預けてみる。 ぷかっ。 「…………お?」 思った以上に心地いい。 ゆらゆらと水面に揺られながら、身体から少しずつ力が抜けていく。 「これ……いいな……」 いつもなら眠っているときでさえ、どこかに残っている警戒心。 それすら今夜は、どうでもよくなってきた。 「…………」 耳がへにゃりと倒れる。 「…………へにゃ〜……」 完全に電池切れだった。 浮き輪に全体重を預け、ぷかぷかと漂うリゼル。 戦う必要もない。 誰かに強さを証明する必要もない。 今夜くらいは、《蒼月の狼》じゃなくていい。 蒼い光に包まれながら、リゼルはそのまま気持ちよさそうに水面を漂い続けた。 ――たまには、こんな夜も悪くない。

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