ネオンの向こう側 Part1『白石美羽 』
Rin
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「一回くらいなら、大丈夫だよね……」 ほんの少しのお金が欲しかった。 始まりは、それだけだった。 待ち合わせ場所に現れたのは、美羽よりずっと年上の男。 馴れ馴れしい笑顔を浮かべながら、当然のように彼女との距離を縮めてくる。 「ほら、行こうか」 腕を絡められ、美羽は小さく肩を震わせた。 断ろうと思えば、まだ断れる。 そう頭では分かっているのに、足だけが止まらない。 煌びやかなネオン。 並んだホテルの看板。 夜の街を進むほど、さっきまでの軽い気持ちは急速に消えていった。 男の腕を掴む指先に、無意識に力が入る。 (私……何やってるんだろ……) 恥ずかしさと怖さを隠すように俯く美羽。 軽い気持ちで踏み込んだはずの夜は、 もう彼女が想像していたものとは違っていた――。 ★ネオンの向こう側 Part2『白石美羽 』はコチラから ↓ https://www.aipictors.com/posts/788492

