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夜空に揺れる洗濯物/スマホ壁紙アーカイブ
【夜空に揺れる洗濯物】 日付が変わる少し前、 彼女は屋上へ洗濯物を取り込みに上がった。 昼の熱を忘れた白いシーツが、 満月の光を受けながら静かに膨らんでいる。 一枚ずつ外していく途中、 見覚えのない白いシャツが混じっていた。 昔この部屋にいた人のものと、 よく似た形だった。 風が吹くたび、 袖だけが誰かの腕のように夜空へ伸びていく。 彼女はしばらくその場に立ち、 遠くの窓明かりを眺めていた。 やがてシャツを畳まず物干し竿へ戻す。 朝になれば消えている気がして、 今夜だけは月と一緒に揺らしておくことにした。
