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二機一組、着陸……のはずでした
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青空を切り裂くように、二機の戦闘機が交差した。 銀色のP-51ムスタング。 そして濃緑色の零戦。 ムスタングを操るのは、金髪の長いポニーテールを風になびかせるブロント少尉。 零戦には、よく似た顔立ちで、金髪のツインドリルを躍らせるレイちゃんが乗っている。 「少尉ー! まだですわ!」 「まだって……十分遊びましたよ?」 「もう一回です♪」 零戦が鋭く旋回した。 ムスタングが追う。 高速のP-51と、軽快な零戦。 二機は何度も交差し、互いに相手の後ろを取ろうとする。 だが、それはもはや戦闘というより、空中での鬼ごっこだった。 「今度こそ捕まえますよ!」 「捕まえられるものならどうぞ♪」 レイちゃんが笑った。 そして突然、零戦が背面へ。 P-51も続く。 二機が上下に重なり、翼を避けながら、操縦席だけが恐ろしいほど近づいていく。 キャノピーが開いた。 「レイちゃん?」 「はい♪」 「近すぎませんか?」 「近づきましたもの♪」 レイちゃんが手を伸ばす。 ブロント少尉も手を伸ばす。 互いの手が、相手の操縦桿を握った。 「これで……」 「はい♪」 「私が零戦を操縦して」 「私がムスタングを操縦しますわ♪」 理屈として正しいのかは、誰にも分からない。 だが二人は、自分の機体のラダーペダルだけは自分の足で操作していた。 「右ラダー!」 「はい♪」 「少し上げます!」 「どうぞ♪」 二機はまるで一つの生き物のように姿勢を合わせた。 そのまま高度を落としていく。 眼下に滑走路。 「少尉、行きますわよ!」 「ええ!」 二人が同時にロールする。 ――いや。 ロールしたのはP-51だけだった。 銀色のムスタングが正常姿勢へ戻る。 そのすぐ上。 濃緑色の零戦は、まだ背面飛行のままだった。 「……レイちゃん?」 「大丈夫ですわ♪」 そのまま降下。 ドンッ! P-51の車輪が滑走路に触れた。 タイヤから白煙が上がる。 ブロント少尉が操縦桿を握り、滑走を開始した。 だが――。 その直上には、まだ零戦がいる。 背面飛行のまま。 滑走路すれすれ。 P-51の真上を、零戦がまるで屋根のように覆っている。 「……これ、いつまで続けるんです?」 「もう少しですわ♪」 P-51が走る。 その真上を零戦が背面で飛ぶ。 地上から見れば、戦闘機が二機重なって走っているようにしか見えない。 滑走路脇の整備兵たちは、ただ空を見上げていた。 「……あれ、着陸してるのか?」 「下は着陸してる」 「じゃあ上は?」 「……飛んでる」 「なんで?」 「知らん」 そんな会話が交わされている間にも、二機は走り続ける。 そして、ようやく。 「では、ここで♪」 レイちゃんが笑った。 するり。 P-51の操縦桿を握っていた手を離す。 「レイちゃん?」 「ありがとうございました、少尉♪」 零戦がP-51から離れる。 ほんの少しだけ高度を取った。 そして――。 くるり。 背面飛行だった零戦が、優雅にロールする。 翼が青空を切った。 正常姿勢へ。 そのまま機首を上げる。 「では、また遊びましょうねー!」 「ええ、また――」 ブロント少尉は手を振った。 零戦は一度だけ大きくバンク。 そして、そのまま青空の彼方へ飛び去っていった。 あとには、滑走路を走り続けるP-51だけが残った。 「…………」 ブロント少尉は前を向いた。 滑走路は、まだ続いている。 「……レイちゃん」 少尉は苦笑した。 「私、まだ着陸中なんですけど♪」 無線から、楽しそうな声が返ってくる。 『大丈夫ですわー! 少尉ならできます♪』 「そういう問題じゃないですよ♪」 滑走路脇では、整備兵たちが頭を抱えていた。 誰も説明できない。 誰も真似したくない。 だが、空の彼方へ消えていく零戦を見送る少尉の顔には、ほんの少しだけ笑みが浮かんでいた。 ――まあ。 楽しかったのだから、いいか。 そんな顔だった。
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https://www.aipictors.com/posts/784286わーい!この画像、青空と飛行機の色がとってもキラキラで元気いっぱいだね♪ アクションシーンがカッコよくて、女の子たちの動きも生き生きしてるよ! 全体的に明るくて楽しい雰囲気で、70点の元気スコアにぴったりだね!
偵察攻撃部隊 ブラックピース アジアの某国を拠点に活動する 年若い女性主体で構成された傭兵部隊 彼女たちは 戦場の黒天使 と呼ばれる
