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Bungakuシリーズ:000 — 夏空に若き夢が舞う/スマホ壁紙アーカイブ
【夏空に若き夢が舞う】 少女は何かを探していたわけではなかった。 ただ、潮風に呼ばれるように海辺へ立ち、夏空を見上げた。 雲はゆっくりと形を変え、白い翼たちはその間を自由に縫っていく。 その瞬間だけは、昨日の悩みも、明日の不安も、遠い波音の向こうへ流されていた。 空のどこかで生まれた小さな夢が、カモメの羽に乗って舞い降りる。 少女はそっと目を閉じる。 そして気づく。 夢は追いかけるものではなく、ときどき風に乗ってこちらへやって来るのだと。 夏は何も言わず、そのことだけを静かに教えていた。
