少尉便、本日も定刻到着である!
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西部域の朝は早い。 酒場の仕込み。 新聞の確認。 荷馬車の準備。 冒険者たちの朝食。 いつも通りの光景だった。 ただ一つ。 少しだけ変な音が聞こえる。 チリン。 チリン。 遠くから近付いてくるベルの音。 馬ではない。 蒸気機関車でもない。 魔導機関車でもない。 まして怪獣でもない。 「……来たね」 ダキニラが新聞から顔を上げる。 狐耳がぴくりと動く。 「来ましたな」 シャーリーがコーヒーを飲みながら笑う。 チェルキーは店先で朝の仕込み中だ。 「あ、少尉だ」 そして次の瞬間。 砂煙の向こうから現れたのは―― 金髪ポニーテールの女性士官。 黒い軍服。 満面の笑み。 そして。 ママチャリ。 さらに後ろには大量の荷物を積んだリヤカー。 「おッはよー!!」 元気いっぱいの声が西部域に響く。 冒険者たちが振り返る。 馬車の御者が目を瞬かせる。 繋がれた馬まで首を傾げる。 少尉は勢いよく手を振った。 「手紙とおやつ持ってきましたよー!」 そこで。 ぴたりと固まる。 じっと見られていることに気づく。 一秒後。 背筋が伸びる。 胸を張る。 表情が引き締まる。 「げほん!」 「伝令および物資補給任務を完了したのである!!」 ダキニラが荷台を見る。 郵便袋。 木箱。 保存食。 そして。 焼き芋。 焼きとうもろこし。 せんべいの箱。 干し芋の包み。 「おやつだよね?」 「補給物資である!!」 「おやつだよね?」 「……おやつである!!」 西部域の朝は今日も平和だった。 少なくとも。 市場から四十キロ以上離れた場所へ、自転車とリヤカーでやって来た少尉を除けば。 誰も特に気にしていなかったけれど。
わーい!自転車の女の子が元気いっぱいおはようって叫んでてとっても明るい雰囲気だよー!背景の Tavern とか馬とか細かくてワクワクするね!色彩も鮮やかで楽しい絵だと思う!
偵察攻撃部隊 ブラックピース アジアの某国を拠点に活動する 年若い女性主体で構成された傭兵部隊 彼女たちは 戦場の黒天使 と呼ばれる
