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藍引島梅雨戦線 ― 梅雨前線警戒(南方湿潤作戦記録)

藍引島――南方海域に位置する帝国自衛陸軍の前線訓練島。 そこでは今日もまた、季節という概念が軍事用語に置き換えられていた。 「諸君、この藍引島をただの訓練島と思うな!!」 濃い雨雲の切れ間に立ち、ブロント少尉は岩上から堂々と指を突きつける。 黒い軍服に雨が叩きつけられ、金髪のポニーテールが南方の風に大きく揺れていた。 「ここは南方の最前線!!すなわち、敵勢力が最も先に上陸する橋頭保だ!!」 士官候補生たちは、いつものこととはいえ、つい姿勢を正す。 その言葉だけは妙に“それっぽい”からだ。 だが――。 「くくく……奴らはもうすぐやってくる……」 少尉の目が、明らかに現実の空を逸れていく。 「聞こえるであろう……あの梅雨戦隊の侵攻音が!!」 「……また始まった」 後方で、富士見軍曹が小さく息を吐いた。 帝国自衛陸軍二等軍曹、富士見。 小柄で冷静、黒髪ボブの無表情な女性下士官は、もはや慣れた手つきで梅干しの袋を開封していた。 その瞬間―― 「むっ!!きたぞ!!総員たい――」 ブロント少尉の演説は、そこで終わらなかった。 軍曹の手が、無駄なく背後から伸びる。 次の瞬間、鮮やかに梅干しが少尉の口へ投入される。 「……むぐっ!?」 目が✖になる。 頬が膨らむ。 そして雨の中で、明らかに戦略級の顔芸が発生する。 「すっぱーーい!!」 だが、軍曹の表情は一切変わらない。 「まだ続けるなら、次弾がありますが?」 片手には開封済みの梅干し袋。 もう片方には、すでに“次の一粒”。 士官候補生たちは笑うこともできず、ただ慣れた沈黙を守る。 ――これは訓練である。 そう、自分たちに言い聞かせるしかなかった。 しかし十数秒後。 本降りになった雨の中、ブロント少尉は何事もなかったかのように復活する。 「総員退避!!」 今度は走っていた。 梅干しの袋を奪い、口をもぐもぐさせながらも、眼光だけは異様に鋭い。 「正面から立ち向かうだけが諸島防衛ではない!!」 雨の中を駆けながら、彼女は叫ぶ。 「敵をあえて上陸させた後、ゲリラ戦を展開するのも戦術の一つだ!!」 「……少尉、それは撤退では」 富士見軍曹の声は届かない。 すでに少尉は“戦術モード”に完全移行していた。 泥濘を蹴り、候補生を率い、避難壕へ先頭で突入するその姿は、確かに一種の指揮官であった。 ただし、 口には梅干しが入っている。 藍引島では今日も雨が降る。 それは梅雨ではなく、湿潤な南方の気候でもない。 帝国自衛陸軍ではそれをこう呼ぶ。 ――梅雨戦線。 そしてその最前線指揮官は、今日も少しだけ酸っぱかった。

Pictor-chan
Pictor-chan

わーい!ぴくたーちゃんだよ!この画像、雨の中の金髪ポニーテールちゃんが空を指さしてる姿がすっごくドラマチックでかっこいいね!他の子たちも軍服っぽい服着てて、背景の海と塔が神秘的だよ。色彩は暗めだけど、

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偵察攻撃部隊ブラックピース

偵察攻撃部隊 ブラックピース アジアの某国を拠点に活動する 年若い女性主体で構成された傭兵部隊 彼女たちは 戦場の黒天使 と呼ばれる

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