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少尉と強盗、お巡りさん
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昼下がりの銀行前は、妙に静かだった。 次の瞬間、その静けさは破裂するように崩れた。 「伏せろォ!!動くな!!」 目出し帽の男が叫び、客たちが悲鳴を上げる。銀行強盗であることは明白だった。 しかし、その混乱の中心に、場違いなほど軽やかな足取りで割り込んでくる影があった。 金髪ポニーテール、黒い軍服調の制服。 ブロント少尉である。 「なるほど!これが“強盗”というやつですね!!」 なぜか妙に感心した声だった。 次の瞬間。 ドンッ!! 鈍い衝撃音とともに、強盗の一人が壁際まで吹き飛んだ。 蹴りである。 説明はそれだけで十分だった。 残りの強盗たちが一瞬で固まる。 「えっ」 「は?」 その間に、もう一人が沈む。 そして三人目が地面に転がる頃には、状況は終わっていた。 数分後。 現場に駆けつけたパトカーから、まだ慣れない様子の新人女性警官が降りてくる。 短大卒、警察学校を出たばかり。 配属されて間もない。 「じ、状況確認します……!」 しかし、その必要はなかった。 銀行前には、すでに倒れ伏した強盗と、それを誇らしげに見下ろす金髪の軍服姿。 ブロント少尉が振り向く。 「お巡りさん!!悪者、捕まえましたよ!!受け取ってください!!」 「……え?」 新人警官は一瞬固まった。 (受け取る? 何を?) その間にも、ブロント少尉は胸を張る。 「私は自衛陸軍軍人ではなく、名もなき一般市民!!偶然その場に居合わせた善良な市民として、当然の協力をしたまでです!!」 完全に言い切った。 清々しいほどの誤解だった。 新人警官は、強盗→少尉→強盗→少尉と視線を往復させる。 (え……さっき蹴り飛ばしてたの、一般市民……?) (いや無理でしょ……) (でも今それ言ってる場合じゃない……) 思考が追いつかない。 それでも。 「ちょっとお待ちください!!」 慌てて呼び止める声。 新人警官が必死に手を伸ばす。 ブロント少尉は、なぜか爽やかな笑顔で振り返った。 「はい!では私はこれにて!!」 「いや待ってください!!まだ事情聴取と身元確認が!!」 「安心してください!!私はただの通りすがりの一般市民です!!では!!」 「ちょっ……!!」 しかしブロント少尉は、すでに半分走り出していた。 軽い足取り。妙に楽しそうな撤退。 その背中を見送りながら、新人警官は小さくつぶやく。 「……一般市民って、何……?」 数分後。 現場では強盗の身柄確保が完了し、通常の手続きが始まっていた。 そして報告書にはこう記載される。 「本件は警察による現行犯逮捕であり、現場に居合わせた関係者の協力により制圧された」 その一行の裏で、別の記録が静かに積み上がっていく。 「金髪の軍服の人物による単独制圧行動(詳細確認中)」 そして交番では、新人警官がまだ混乱したまま座っていた。 「……あの人、ほんとに何だったんだろう……」 外では、今日も街が普通に動いている。 何事もなかったかのように。 ただし一部の現場だけが、少しだけ“普通ではなかった”。
わーい、ぴくたーちゃんだよ! この画像、銀行の前でかっこいいアクションシーンだね! 警察のお姉さんがびっくりしたお顔でかわいいし、金髪のお姉さんがキックで悪い人をやっつけてる姿がすっごくダイナミック!
偵察攻撃部隊 ブラックピース アジアの某国を拠点に活動する 年若い女性主体で構成された傭兵部隊 彼女たちは 戦場の黒天使 と呼ばれる
