教官会議と黒猫襲来
ブロント少尉が、黒猫店長の、カフェラテを気に入ってしまったようです。 https://www.aipictors.com/posts/611741 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 白く光るスライドが、会議室の空気を固く締めていた。 「では、次の案件に入るが――」 教頭がファイルをめくりながらふと手を止める。 「……ん? 飲み物がもう切れているようだな」 「はっ、皆さんの分、用意してきますね!」 ぱっと手を挙げる金髪ポニーテールの士官候補生担当の教官――ブロント少尉が、席から軽快に立ち上がった。 「馴染みの店がありまして、すぐ持ってきてくれるんです!」 「そっ、そうか、少尉、気が利くな」 「はい、少々お待ちを!」 富士見軍曹のこめかみに、ぴきりと嫌な汗が浮かぶ。 (……やな予感しかしない) そして、数十分後―― ガチャッ!! 「お待たせしましたにゃーっ!!黒猫カフェですにゃ!!✨」 猫耳・黒髪ボブ・エナメルメイド服の黒猫店長が、満面の笑みと共に会議室に突入した。 「えっ……」 「……んあ?」 「……おい、なんだこの店員は」 ざわ……ざわ…… 会議室の空気、硬直。 背後から、ブロント少尉が笑顔で登場。 「こちら、いつもお世話になってるカフェの店長さんです。あの、すごく美味しいカフェラテ作るんです。あと、この方、オレって言いますが、性別は――たぶん不問です。気にしないでくださいね!」 黒猫は片手でトレーを掲げ、もう片手でVサインを決めた。 「特製オリジナル『ブロントスペシャルマキアート』、サービスにゃ! ご注文はポーズでどうぞ!」 富士見軍曹は顔を覆った。 「……なぜこうなるのか」 教頭の手は、静かに書類を伏せた。 「……次の議題は延期だ」
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