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とあるおもちゃやにて (26/07/11)
ようこそ、いらっしゃい。おや、そんなに珍しそうにキョロキョロして。うちのような地下にある古びたおもちゃ屋は、この街でも珍しくなったからね。 ほら、足元に気を付けて。床が古い木製だから、油断すると軋むんだ。そこにあるゼンマイ仕掛けのブリキの兵隊や、せっせと棚を片付けてくれているテディベア・ゴーレムを踏まないようにしておくれ。 (店主はそう言って、作業台の上にある模型の列車に優しくゼンマイを巻き、カチカチと走り出すのを眺めながら、穏やかに微笑んだ。温かみのある心地よい照明が、所狭しと並んだおもちゃの箱や、作りかけの観覧車の仕掛けを照らしている) ここはね、子どもたちの無邪気な夢が詰まった場所さ。あちこちに散らばっている接着剤のボトルや筆、工具なんかは、私が夜な夜な壊れた夢を修理している名残さね。……だがね、お客さん。この店が扱っているのは、何も子どもたちのためのおもちゃだけじゃないんだよ。 そう、ここは大人のための「玩具」も扱う店さ。 (老主人は、部屋の隅にある少し薄暗いショーケースを指差した) ……そこのショーケースを見てごらん。今日並んでいるのは、どこか悲しげな表情をした「魔法少女」の人形さ。 精巧だろう? だが、これはただの飾り物じゃない。彼女には、少々重い過去があってね。……とある激しい戦いで敗北し、その後は長い間、敵の慰み者として凌辱の生活を送っていたのさ。何度も孕まされ、何度も出産を繰り返させられた。 そしてある日、すっかりボロボロになって不要と見なされ、ゴミのように破棄されたところを、あの有名な『クラブMEDUSA』のオーナーが拾い上げたんだ。うちの店に並ぶにあたってね、綺麗に「処女再生」の処置が施されているが……その身に刻まれた歴史までは消えない。 この商品の素晴らしいところは、購入した主人が、彼女たちの内側にある「記憶」を直接覗き見ることができる点にある。かつて戦い、敗れ、貪られたその記憶を辿るだけでも、大人の夜の慰みとしては十分すぎるほど楽しむことができる代物さ。 おや、好みに合わないかい? 気が乗らなくても心配はいらないよ。今日はたまたまこの魔法少女だが、このショーケースに並ぶ中身は日によって変わるからね。 さあ、ゆっくり見ていっておくれ。あなたにぴったりの「おもちゃ」が、きっと見つかるはずさ。
わぁ~!ピンクの髪の子がとってもかわいくて、色合いも鮮やかで細かいところまでしっかり描かれてるね!構図もバランス良くて全体的に元気いっぱいの雰囲気だよ♪ もっとクールさやオリジナルさが光ったら最高かも!

