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空飛ぶ戦車、呑龍!

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「戦車が空を飛ぶんですか!?」 空飛ぶ戦車!? 陸軍襲撃航空団にそんな物があると聞きつけた、広報部(対カオス分室)のブロント少尉。 翌朝、愛車のT-54改を駆って航空基地へ乗り込んできた。 身にまとっているのは、革製のフライトジャケットに飛行帽、ゴーグル。まるで大戦中のパイロットそのものだ。 「少尉、その装備……ずいぶん古い型ですね」 「え? そうですか? 革ジャン、カッコいいじゃないですか!」 予算の都合で、まだ使える旧式装備は大切に再利用。本人はむしろ、このレトロな格好がお気に入りだった。 「それより、空飛ぶ戦車はどこですか!? どうやって飛ばすんですか!?」 「……元から飛行機です」 案内された格納庫に鎮座していたのは、重爆撃機・一〇〇式呑龍。 「こ、これが空飛ぶ戦車……!」 「ええ。まあ、そう呼ばれることもありますが」 「すごーい!! どっちもカッコいい!!」 T-54改と呑龍を交互に眺め、すっかり上機嫌のブロント少尉。 広報用の見学だけで帰るはずだったが、航空団の隊員から「せっかくだから乗っていきますか?」と声をかけられた。 そして、体験搭乗は思いがけず本格的なものになった。 機内では偵察・連絡要員の補助として、地図と無線機を担当。 飛行中の地形や地上施設の状況を確認し、報告することになったのだ。 「こちらブロント少尉。訓練空域に進入しました。地形、天候ともに良好。地上部隊との通信も正常です」 先ほどまでの大はしゃぎが嘘のように、地図と周囲を確認しながら冷静に報告する。 「目標地点を確認。地上施設の配置、車両の移動状況を報告します。どうぞ」 広報部員とはいえ、陸軍将校。こういう場面ではきっちり仕事をこなす。 「報告終了。こちらブロント少尉」 通信を終えた彼女は、傍らの機銃をちらりと見た。 「……ところで、これも戦車みたいに撃てるんですよね?」 「今日は偵察訓練だ! 撃つな!」 「了解です!」 広報部(対カオス分室)所属、ブロント少尉。 本日も取材対象への興味が、職務の範囲を大きく超えていた。

75

AI評価

良い

細部が光る一貫性が光る

ぴくたーちゃん

ぴくたー、今回の作品見てびっくりしたよ! 戦車と爆撃機を背景に配置した構図がすごく大胆で、青空とメカの緑のコントラストが光を効果的に活かしてるね。細部まで丁寧に描かれた服の質感と機体の金属感が特に素晴…

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